過敏性腸症候群(IBS) / 機能性胃腸障害(FGID/FD)

このようなお悩みはありませんか?

  • いつトイレに行きたくなるかわからないから常に不安だ
  • この症状が一生続くのではないか心配だ
  • 会社のプレゼンの時、きまってトイレに行きたくなる
  • 病院では問題ないと言われたけど、調子が悪くてしかたがない
  • 調子が悪い時は仕事が全く手につかない
  • 精神的に不安定になり、家族との衝突が絶えない
  • 病院でもらった薬が全く効かない
  • 食事に気をつけるようにと指導されたが、具体的にどうしていいかわからない

そのお悩み当院にお任せください!

病院や他の治療院で改善できなかった過敏性腸症候群(IBS)の根本原因を見つけ出します。

そして、その原因と脳に直接アプローチします。

長年悩まされた過敏性腸症候群(IBS)の症状から解放され、不安のない毎日を手に入れてください!

 

過敏性腸症候群(IBS)とは?

全世界の人口の約10%が過敏性腸症候群(IBS)であるといわれています。

日本では人口の14.2%とのことです。

 

腹痛、ガス、下腹部の張り、下痢、便秘もしくは下痢と便秘が交互に繰り返すといった症状がみられます。
 

症状がとても強い人からそれほど強くない人など、1人ひとりいろいろなパターンがあります。

50歳以下の女性に多いとされています。

患者数は男性より女性の方が2倍ほど多く、女性の方が過敏性腸症候群に悩んでいる人が多いといえます。

診断基準

過敏性腸症候群の診断基準としてRomeIV基準というのがあります。

それによると、

「繰り返す腹痛が最近3ヶ月の間に、平均少なくとも週に1日以上生じる。」

また、以下の3項目のうち2項目以上を伴うもので、少なくとも6カ月以上前から出現しているもの。

  • 排便に関連する(排便によって症状が緩和する)
  • 症状とともに排便の回数が増減する
  • 症状とともに便の形状の変化がある

以上の基準を満たすと過敏性腸症候群(IBS)と診断されます。

過敏性腸症候群(IBS)の症状

  • 下痢型:緊張や不安によってお腹が痛くなったり、下痢が生じます。
        会議・面談・試験・通勤・通学時に症状が出ることがあります。
  • 便秘型:ストレスを感じると腹痛を伴う便秘になります。
        排便があってもウサギの糞のように丸く硬いことが多く、残便感が残ります。
  • 混合型:下痢をしたり、便秘をしたりと便の状態が変化します。
  • 分類不能型

過敏性腸症候群(IBS)と関連した症状

  • 心配性
  • うつ症状
  • 疲労
  • 不眠、
  • 頭痛、
  • 動悸
  • ゲップ
  • 吐き気
  • 心臓の痛み

薬でよくならない理由

過敏性腸症候群(IBS)とは、原因が明確でなく、
複雑な症状を引き起こす疾患です。

下剤、止痢剤、整腸剤、抗うつ薬、抗不安薬などの
薬物療法が一般的に使用されます。

すべての人に同じ効果があるわけではありません。

薬物療法は、IBSの症状を緩和することができますが、
症状の原因への対処をすることはできません。

 

過敏性腸症候群(IBS)の治療には、
食事やライフスタイルの変更、ストレス管理、運動なども含まれます。

これらの方法を組み合わせることで、IBSの症状を軽減することができます。

総合的な治療法を選択することが重要であり、患者様ごとに最適な治療法を選択することが必要です。


薬での対処法で症状が軽くなるケースももちろんありますが
なかなか思うような改善が得られないことが多くあります。

薬で症状を抑える対処的な方法ではなく、根本的な原因にアプローチしていく必要があります。

 

その為には、まず何が原因で今の症状が出ているのか明確にする必要があります。

過敏性腸症候群(IBS)の原因

過敏性腸症候群(IBS)には様々な原因が考えられます。 

  • 自律神経の乱れ
  • 食物アレルギー
  • FODMAP
  • 抗生物質
  • 抗炎症薬
  • 不十分な食物繊維

  • 過剰な糖分摂取
  • 飲酒 

 

などからの消化器系へのストレスが主な原因 です。 

以前は過敏性腸症候群(IBS)は精神病のように捉えられていました。

病院でも精神的なものだと言われ、抗うつ剤や鎮静剤などの薬を飲むように言われた方も多いのではないでしょうか?

それらの薬は消化器系の不調を招き、肝心の過敏性腸症候群(IBS)は悪くなる可能性があります。 

過敏性腸症候群(IBS)を改善するためには、何が根本原因になっているかを突き止めなければなりません。

この根本原因は1人ひとり全く違うので専門家に相談する必要があります。


私が過敏性腸症候群の方を施術してきて分かったことは、ほとんどの方が自律神経の乱れや体質に合わない食材(食物アレルギーなど)があるということです。

自律神経の乱れと過敏性腸症候群

胃腸の働きは自律神経によって制御されています。

・交感神経が優位になると腸の動きは抑えられます。
・副交感神経が優位になると腸の動きが活発になります。

 

腸の動きが活発な状態では消化が進み、
栄養素や水分が腸から体内に吸収されます。

しかし、
交感神経が優位になり腸の動きが低下した状態が続くと、
水分が吸収されなくなり水分が多い便になってしまいます。

これがストレスが原因で自律神経が乱れている人が下痢になる理由です。

 

逆に交感神経が優位になり便秘になる人もいます。

単純に交感神経が優位になることで消化機能が抑制され、
腸の動きが鈍くなるため便秘
になることがあります。

その他にも、
自律神経の乱れにより大腸の動きが異常を起こすことがあります。

そのため便を押し出す運動が強くなりすぎ、
腸の一部が狭くなってしまい便が先に進みにくくなることがあります。

なかなか進まないことで水分が吸収されすぎてしまい
コロコロの固い便になってしまうタイプの便秘もあります。

自律神経と腸内環境の関係

自律神経と腸内環境は切っても切れない関係です。
常にお互いに作用し合っています。

自律神経か腸内環境のどちらかがバランスがとれていないと、もう一方もバランスを崩してしまいます。

日常のストレス、怒り、イライラなどで交感神経が強く働いていると、胃腸の働きを抑制します。

そうすると消化が悪くなります。

交感神経と副交感神経がバランスよく働いていれば問題はありません。

しかし、このストレス社会では多くの方がバランスを崩しています。

その結果、便秘になったり、急に副交感神経が頑張って働くことで下痢になったりします。

便の調子が悪いのは精神的にも辛くなりますよね。

でもこの精神的な辛さは、気のせいではないのです。

「便の調子が悪いと、今度は腸内環境がバランスを崩します。」

腸内環境とは主に腸内細菌のことを指します。
腸内細菌の善玉菌、悪玉菌、日和見菌のバランスが崩れてしまうということです。

そうすると腸内細菌が造り出す幸せホルモン「セロトニンやドーパミン」が少なくなってしまいます。

これは、「私達は幸せを感じにくくなってしまう」ということです。

こうなるとストレスには耐えられなくなりますし、怒りやイライラは強くなるばかりです。

逆に、体に合わない食事、抗生剤、薬などを服用することで腸内環境のバランスが崩れ、その影響で自律神経のバランスが崩れるということもあります。

このように、自律神経腸内環境は互いに強く作用しあっています。

体質に合わない食材と過敏性腸症候群

 

過敏性腸症候群でお困りの方の多くは体質に合っていない食べ物を毎日のように食べています。

体質に合わない食べ物とは、食物アレルギー、食物不耐症などのことです。

意外と身近なものかもしれません。
私の患者様ではグルテン(大麦、小麦、ライ麦、スペルト小麦)を食べないようにしただけで治った方も何人もいます。

根本原因は色々と考えられますが、これを見つけ出さないと簡単には治りません。 

私が診てきたなかで多いのは、隠れ食物アレルギー(遅延型食物アレルギー)です。

特に一般に認知されていない食物アレルギーでは、皆さんが普段口にしている食物がもしかしたら過敏性腸症候群(IBS) の本当の原因かもしれないのです。

グルテン、卵、砂糖、大豆、とうもろこし、甲殻類など可能性はたくさんあります。

そしてこれは突き止めることは必ずできます。

私自身、自分の食物アレル ギーを見つけてからは頭痛、下痢、便秘、気分の波、出血などの症状が全てなくなりました。

私の場合はグルテン、砂糖、乳製品、米、玉ねぎ、にんにくが主な原因でした。 

過敏性腸症候群と低FODMAP食

過敏性腸症候群の方は食べ物を消化する過程で特定の炭水化物(主に糖類)をうまく消化吸収できずに腹痛、膨満感、下痢、便秘などの症状が出ると言われています。

この特定の炭水化物のことをFODMAPと呼びます。

オーストラリア、モナッシュ大学のギブソン教授の研究グループが低FODMAPダイエットという食事法を発案しました。

低FODMAPダイエットは過敏性腸症候群(IBS)や 機能性胃腸障害(FGID/FD)の症状改善にとても効果的だと言われています。

この方法は過敏性腸症候群を含む機能性胃腸障害の75%の患者に有効であったとの報告もあります。

私の患者様でも低FODMAP食を試して症状が改善された方が多くいらっしゃいます。
たくさん食べられる食材もありますので、心配せずに試してみてください。
鍼灸施術とこの食事法を組み合わせていくと、効果がでやすいです。

下のファイルを参考にしてください。

当院で過敏性腸症候群によく使うツボ

腹部

  • 中脘:胃もたれ、膨満感、下痢など消化器系の万能のツボです。
  • 天枢:消化器系の不調に広く効果のあるツボです。
  • 気海:体のエネルギーが弱っている方によく使います。
  • 関元:元気が集まるところで、体全体のエネルギーを調整します。
  • 期門:イライラや怒りっぽい方によく使います。

上肢

  • 合谷:万能のツボと呼ばれています。自律神経を整えます。

  • 列欠:頭痛、首や肩の痛み、咳、お腹の不調などをに効果的です。
  • 神門:不眠、イライラ、不安などの方の気持ちを落ち着かせてくれます。
  • 尺沢:咳や痰に対してよく使うツボですが、便の調子を整えるのにも効果的です。
  • 曲池:胃腸や全身に熱が溜まりやすい方によく使います。

下肢

  • 足三里:免疫力を強めたり、胃腸の働きを高めるツボです。
  • 太白:消化吸収の働きを助けてくれます。
  • 公孫:胃腸や女性特有の不調に効果的なツボです。
  • 三陰交:消化器系、婦人科系の不調によく使うツボです。
  • 太衝:ストレスが原因で体調を崩す方に効果的です。

背部

  • 隔兪:ストレスからくる胸のつかえを軽減します。
  • 肝兪:気持ちを鎮めるツボです。
  • 脾兪:消化吸収の働きを助けるツボです。
  • 膏肓:慢性的に症状がある方はこのツボが張ってきます。ここを緩めると症状が良くなります
  • 大腸兪:名前の通り、大腸の調整をします。腰痛にもとても効果的です。

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