新宿御苑前駅徒歩5分の自己免疫疾患・慢性便秘に特化した新宿漢方クリニック(鍼灸部門)

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炎症性腸疾患でお悩みの方へ

炎症性腸疾患とは?

潰瘍性大腸炎とは?

潰瘍性大腸炎は炎症性腸疾患のひとつであり、大腸の最も内側の層である
粘膜に炎症が起こりびらんや潰瘍ができる慢性の病気のことです。

原因は明らかにはなっていません。

潰瘍性大腸炎は厚生労働省から難病指定されています。

この病気はすぐに命に関わることはないですが、根本治癒が難しいと言われています。

似たような病気にクローン病というのがあります。

潰瘍性大腸炎は炎症が大腸だけにおこりますが、クローン病では炎症が大腸だけでなく
消化管(口腔、咽頭、食道、胃、小腸、大腸、肛門)のどの部分にも起こりえます。

潰瘍性大腸炎は基本直腸からはじまり、口の方へ向かって広がっていきます。

その広がり方によって直腸炎型、左側大腸炎型、全大腸炎型の3つに分類されます。

患者数:

日本での患者数は18万人以上(2014年)、
人口10万人あたりの潰瘍性大腸炎の患者数は134.4人(2014年)です。

2014年以降も患者数は増加傾向だと考えられています。

男女差はほぼなく1:1です。

発症年齢は男性では20〜24歳、女性では25〜29歳が一番多いです。

しかし、子供から高齢者まで発症する可能性のある病気です。

よくある症状?

特徴的な症状には、下痢、血便、腹痛、発熱、貧血などがあります。

症状が落ち着いている時期(寛解期)と症状が悪化している時期(再燃期)を
繰り返しながら慢性化していきます。

潰瘍とは?

病気のためからだの一部が深いところまで傷ついた状態、ただれ。

少し詳しくいうと、「病気のために粘膜や皮膚の表面が炎症を起こしてくずれ、
できた傷が深くえぐれたようになった状態です」

「『潰』は『くずれる』こと、『瘍』は『からだの傷やできもの』のことで、
『潰瘍』は『からだの一部がくずれてできた傷』という意味です。

同じようにしてできた傷でも浅い場合は『糜爛』(びらん)と言います。」

大腸の働き

腸には大きく分けて小腸と大腸があります。

口から入った食べ物が食道、胃、小腸、大腸、肛門へと運ばれていき、
不要なものは大便として排出されます。

小腸は食物を消化しながら多くの栄養素を吸収します。

吸収されなかったものが大腸へ運ばれ、そこで水が吸収され便の形になります。

小腸の長さが約6メートルなのに対し大腸は約1.5メートルと小腸と比べると短いです。

大腸には上行結腸、横行結腸、下行結腸、S字結腸、直腸からなっています。

小腸から運ばれてきた食べ物の残りかすなどは上行結腸では水様ですが、
横行結腸、下行結腸と進むにつれて水分が吸収され粥状になっていきます。

その後S字結腸で便の形になり直腸に下り、排便されます。

腸内細菌:

ヒトの腸内には約1000種類、100兆〜1000兆個の腸内細菌が棲みついています。

重さにすると約2キログラムありますが、
そのほとんどが大腸にいるということがわかっています。

腸内細菌には大きく分けると善玉菌、悪玉菌、日和見菌という3種類の細菌が存在します。

善玉菌:悪玉菌:日和見菌のバランスが2:1:7であると、
病気になりにくい健康な状態です。

このバランスが崩れると炎症が起こり、病気になりやすくなります。

東洋医学?

東洋医学では潰瘍性大腸炎には主に以下の様に分類して考えています。

1、体内に必要以上の水と熱が溜まっている状態:湿熱
2、精神的なストレスなどによりお腹の調子を崩すタイプ:木克土
3、ストレスや運動不足で体内の循環が悪いタイプ:気滞血瘀
4、食べ物の消化吸収する力が弱くなり、水が溜まってしまうタイプ:脾虚湿盛
5、足腰、お腹が冷える。未消化物が含まれる下痢、
朝方下痢の症状がでるタイプ: 脾腎両虚(脾腎陽虚)

よく使うツボ(タイプ別)

1. 湿熱タイプ
目的: 余分な水分や熱を取り除く
ツボ: 陰陵泉、曲池、天枢、上巨虚、大腸兪、脾兪

2. 木克土
目的: ストレスを緩和する
ツボ: 足三里、天枢、公孫、太衝、期門、中脘、章門、 陽陵泉、気海

3. 気滞血瘀
目的: 身体の循環を改善する
ツボ: 太衝、期門、合谷、曲地、 陽陵泉、血海

4. 脾虚湿盛
目的: 消化吸収を強化する
ツボ: 中脘、脾兪、足三里、天枢、三陰交

5. 脾腎両虚(脾腎陽虚)
目的: 身体を温め、気を充実させる
ツボ: 脾兪、腎兪、気海、百会、 足三里、命門、太谿、復溜、志室、上巨虚、天枢、太白、

潰瘍性大腸炎とは言っても一人一人タイプは違います

一人一人違う性格なのと同じで、治療法も一人一人違います

まずはあなたはどのタイプに属するか診断します。

ここに挙げたタイプ以外のこともありますし、
いくつかのタイプが混ざり合っていることもあります。

正しい診断のためにお話を聞き、脈に触れ、舌を診て、ツボのチェックをします。

その後適切なツボに鍼や灸治療をしていきます。

食事療法?

潰瘍性大腸炎の治療にあたっては、どのような食材を口にすると快方へ向かうのか、
しっかりと理解する必要があります。

特にいくつかの食材は免疫系に過剰に働きかける可能性があります。

またそれらは消化器(胃や腸など)に炎症を起こします。

言い換えると、ある特定の食べ物があなたの身体に合っていないのです。

身体に合わないものを食べれば身体は調子を崩します。

ある特定の食材とは、一人ひとり違います。

私は身体に合わない食材のことを『毒』だと考えています

その身体の毒となっているものを患者さんと共に探し出すというのが私の仕事の一つです。

潰瘍性大腸炎の患者さんで多く見られる、身体に合わない食材には、
グルテン(小麦など)、乳製品(牛乳、チーズなど)、砂糖、辛い調味料などです。

これらを毎日のように食べていませんか?

毎日のように食べているので、それが身体に害になっているとは
想像もできないと思います。

もしこれらがあなたの身体に害をあたえているのなら、
これらを食べないようにすれば体調は良くなっていきます。

逆に、今まで通り食べ続けていたら、体調は良くなるどころか、
今後もっと悪くなっていくでしょう。

小麦などのグルテンや乳製品はほとんどの人が毎日食べているので、
それらを除いた食事は難しいと思うかもしれません。

しかし、他にも食べれるものは沢山あります。

身体に合っているものを見つけ、それを食べれば良いのです。

身体に合っている食材を見つける方法もお伝えしますのでご安心ください。

潰瘍性大腸炎をはじめ自己免疫疾患の治療には、
食事の管理なしで症状のコントロールや根本的治療は難しいです。

私達の身体を作っている食事の重要性を理解し、
腸の修復をしていくことが最も重要になります。

プロバイオティクス:

乳酸菌やビフィズス菌などのプロバイオティクスは積極的にサプリメントで摂るべきです。

他にも消化器系を修復するために、ボーンブロス、ぬか漬け・納豆・コンブチャなどの
発酵食品も上手く取り入れていく必要があります。

潰瘍性大腸炎をはじめ自己免疫疾患の治療には、
食事の管理なしで症状のコントロールや根本的治療は難しいです。

私達の身体を作っている食事の重要性を理解し、
あなたの身体に合った食材やサプリメントを通して、
腸の修復をしていくことが最も重要になります。

西洋医学?

基本は薬物療法もしくは外科的治療(手術)ということです。

治療の中心はアミノサリチル酸製剤とステロイド製剤と言われる炎症抑制剤になります。

これらの炎症抑制剤は腸の炎症を鎮める効果があると知られていますが、
同時にいくつもの副作用があることでも知られています。

発熱・下痢などのアレルギー反応、頭痛、発疹、かゆみ、めまい、
男性の場合は精子の数が減少するなどがあります。

ステロイド剤の副作用としては、満月様顔貌(ムーンフェイス)、
不眠、食欲増加、ニキビ、体重増加などがあります。

服用が長期になると骨粗しょう症、胃潰瘍、高血圧、糖尿病、感染症などを
起こすこともあります。

免疫調節剤:

潰瘍性大腸炎は過剰な免疫反応が関係していると考えられています。

そこで免疫反応を抑制するために免疫調節剤という薬を使います。

主にステロイド依存の患者さんやステロイド剤の治療に反応しない方に用いられます。

副作用としては、貧血、出血、白血球や血小板が少なくなることがある、
感染症、肝機能障害、膵炎、食欲不振、口内炎、脱毛、舌炎、関節炎などがあります。

手術:

上記の治療で効果がえられない重症例、大量の出血、腸に穴があいてしまうケース、
大腸がんの合併の場合に手術が選択されます。

基本は大腸を全部摘出します。

まとめ:

潰瘍性大腸炎は難病指定されているのですが、
いますぐ命に関わる病気ではありません。

正しくこの病気を知り、対処していけば必ず症状は軽減します。

難病指定されているだけあって、簡単に治る病気ではないです。

ゆっくり時間をかけて適切な治療と日常生活の見直しをする必要があります。

私が自信を持ってお勧めするのが、鍼灸治療と食事療法です。

また色々なサプリメントが必要になります。

もしあなたが治療に積極的に参加することができたら、
必ず病気は良い方へ向いていきます。

潰瘍性大腸炎でお悩みの方は、ぜひ一度ご相談ください。