今年の夏も暑くなりそうですね。
気温が上がるとともに、会社や友人との「暑気払い」の機会が増えてくるのではないでしょうか。

楽しい飲み会はリフレッシュになりますが、過敏性腸症候群(IBS)をお持ちの方にとっては、体調を崩しやすい時期でもあります

せっかくの楽しい席で、お腹の不調に悩まされるのは避けたいですよね。
今回は、IBSを持つ方が夏の飲み会シーズンを乗り切るためのポイントをいくつかご紹介します。

飲み会を賢く楽しむための3つの柱

1. お酒との賢い付き合い方
IBSの方にとって、アルコールは症状を悪化させる一因となることがあります。特に「ビールを飲むと下痢になりやすい」と感じる方は少なくありません。
 ・ビールの量を減らす: まずは、症状が出やすいビールの量を減らすことから始めてみましょう。
 ・お酒の種類を工夫する:
   -焼酎やウイスキーの水割り・お湯割り: 糖分が少なく、比較的胃腸への負担が少ないとされています。
   -日本酒: グルテンフリーなものも多いですが、アルコール度数が高めなので、飲みすぎには注意が必要です。チェイサーとして水をしっかり挟みながら、ゆっくりと楽しみましょう。
   -ノンアルコールドリンクの活用: 最近は美味しいノンアルコールビールやカクテルも豊富です。無理にアルコールを飲まず、気分転換にノンアルコールを選ぶのも賢い選択です。
   - 「よいときOne」の活用: 飲酒前にキューピーの「よいときOne」を試してみるのも良いでしょう。アルコール分解をサポートし、翌日の体調を楽にする手助けをしてくれる可能性があります。

2. 食事選びのヒント
飲み会での食事も、IBSの症状に大きく影響します。特に下痢になりやすいと感じるグルテン(小麦製品に多く含まれる)や乳製品を多く含む食品には注意が必要です。
 ・低FODMAP食を意識する: 玉ねぎ、ニンニク、小麦、乳製品などは、IBSの症状を引き起こしやすい「FODMAP」と呼ばれる糖質を多く含んでいます。全ての食品を避けるのは難しいかもしれませんが、可能な範囲でこれらを避けたメニューを選ぶように意識するだけでも、症状が和らぐことがあります。例えば、シンプルな和食や、野菜中心のメニューを選ぶのも良いでしょう。
 ・ゆっくり、よく噛んで食べる: 早食いは消化に負担をかけます。楽しい会話をしながら、ゆっくりと食事を摂ることを心がけましょう。

3. 事前と事後のケアで差をつける
飲み会の前後のケアも非常に大切です。
 ・消化を助けるサプリメントを試す: 食べ物の消化を助ける消化酵素のサプリメントを試してみるのも良いでしょう。胃腸への負担を軽減し、不快な症状を和らげるのに役立つことがあります。もし普段から使っているものがあれば、この機会に活用するのもおすすめです。
 ・十分な水分補給: アルコールには利尿作用があるため、脱水になりがちです。飲み会の最中だけでなく、帰宅後や翌朝も意識的に水を飲むようにしてください。
 ・質の良い睡眠: 睡眠不足はIBSの症状を悪化させる大きな要因です。飲み会の翌日は、いつもより少し長めに睡眠時間を確保し、体をしっかり休ませてあげましょう。


夏の飲み会は、日頃の疲れを癒し、人間関係を深める大切な機会です。これらの対策を参考に、ご自身の体調と相談しながら、無理なく楽しい夏のひとときを過ごしてくださいね。

皆さんの夏が、お腹の心配なく、笑顔いっぱいのものになりますように!

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