あなたは、ストレスが強いときに風邪を引きやすいと感じたことはありませんか?

実は、これには科学的な根拠があります。

 

ストレスと免疫力は密接に関係しているのです。

 

この記事では、ストレスと免疫系の生理学的な仕組みと、ストレスに対処するのにも免疫力を強化するのにも必要なビタミンCの働きについて、わかりやすく解説します。

## ストレスと免疫系の関係とは?

 

ストレスとは、心身に負担をかけるような状況や刺激に対する反応のことです。

ストレスは、短期的には生き残るために必要なものですが、長期的には健康に悪影響を及ぼします。

 

ストレスが続くと、自律神経やホルモンのバランスが崩れ、免疫系の機能が低下します。

免疫系とは、体を外部からの細菌やウイルスなどの侵入者から守る防御システムのことです。

 

免疫系が弱まると、風邪やインフルエンザなどの感染症にかかりやすくなります。

 

ストレスが免疫系に与える影響の一つは、白血球の数や活性が減ることです。

 

白血球とは、免疫系の主役で、侵入者を攻撃したり、記憶したりする役割を持つ細胞のことです。

ストレスが長く続くと、白血球の生成や分化が抑制されたり、白血球の動きが遅くなったりします。

 

これにより、侵入者に対する反応が弱くなり、感染症に罹りやすくなります。

 

 

##ストレスと免疫系と炎症

ストレスが免疫系に与える影響のもう一つは、炎症の増加です。

 

炎症とは、免疫系が侵入者を排除するために起こす反応のことです。

炎症は、適度な量であれば、体を守る役割を果たしますが、過剰になると、体にダメージを与えます。

 

ストレスが長く続くと、炎症を引き起こす物質が増えたり、炎症を抑える物質が減ったりします。

 

これにより、炎症が慢性化し、風邪の症状が悪化したり、アレルギーや自己免疫疾患などのリスクが高まったりします。

 

 

 

## ビタミンCの働きとは?

 

ビタミンCとは、水溶性のビタミンの一種で、人間の体では作ることができないので、食事から摂取する必要があります。

 

ビタミンCには、以下のような重要な働きがあります。

 

  1. コラーゲンの合成に必要で、皮膚や骨などの組織の健康を保つ
  2. 鉄の吸収を促進し、貧血を予防する
  3. 抗酸化作用があり、活性酸素から細胞を守る
  4. 免疫系の機能を高める

 

ビタミンCは、ストレスに対処するのにも免疫力を強化するのにも必要な栄養素です。

ストレスによって、体内のビタミンCの消費が増えたり、排出が促進されたりします。

 

そのため、ストレスが強いときは、ビタミンCの摂取量を増やすことが大切です。

 

ビタミンCは、免疫系にも以下のような影響を与えます。

 

  • 白血球の数や活性を増やす
  • 炎症を抑える
  • 抗体の生成を促す
  • ウイルスや細菌に対する抵抗力を高める

 

ビタミンCは、風邪の予防や治療にも効果があります。

 

ビタミンCを十分に摂取することで、風邪の発症率や重症度を低下させたり、回復期間を短縮させたりすることができます。

 

 

 

 

## ストレスが強いと起こる問題とは?

 

ストレスが強いと、免疫系の機能が低下し、風邪を引きやすくなるだけでなく、他にも様々な問題が起こります。

 

例えば、以下のようなものがあります。

 

  • 睡眠障害や不眠症になる
  • 食欲が減るか増えるかする
  • 頭痛や胃痛などの身体的な痛みを感じる
  • 気分が落ち込んだり、イライラしたりする
  • 集中力や記憶力が低下する
  • 血圧や血糖値が上昇する
  • 肌荒れや脱毛などの美容面に影響する

 

これらの問題は、ストレスが原因であるとは限りませんが、ストレスが強いときには、注意して自分の状態をチェックすることが大切です。

 

 

 

 

 

## 免疫力を強くする方法とは?

 

免疫力を強くするためには、ストレスを減らすことが重要です。

 

ストレスを減らす方法は人それぞれですが、以下のようなことが効果的です。

 

  • 趣味やリラックスできることをする
  • 呼吸法や瞑想などのリラクゼーション法を行う
  • 適度な運動をする
  • 良質な睡眠をとる
  • 人とコミュニケーションをとる
  • ポジティブな考え方をする

 

また、免疫力を強くするためには、栄養バランスの良い食事をすることも大切です。

 

特に、ビタミンCを豊富に含む食品を積極的に摂ることが必要になります。

 

 

 

 

## ビタミンCを豊富に含む食品とは?

 

ビタミンCは、水溶性のビタミンなので、熱に弱く、水に溶けやすいです。

そのため、調理法や保存方法に注意することが大切です。

 

ビタミンCを多く含む食品は、以下のようなものがあります。

 

  • 柑橘類(レモン、オレンジ、グレープフルーツなど)
  • 野菜(キャベツ、ブロッコリー、ピーマン、トマトなど)
  • 果物(イチゴ、キウイ、パイナップルなど)
  • その他(アセロラ、ローズヒップ、ザクロなど)

 

 

これらの食品は、生のまま食べたり、ジュースにしたりすると、ビタミンCの損失が少なくなります。

また、煮るときは少量の水で短時間にし、水にさらしたり、長時間放置したりしないようにしましょう。

 

 

 

## まとめ

 

この記事では、ストレスが強いと風邪を引きやすい理由と、ビタミンCの働きと摂取方法について解説しました。

 

ストレスは、免疫系の機能を低下させ、風邪や感染症にかかりやすくします。

 

ビタミンCは、ストレスに対処するのにも免疫力を強化するのにも必要な栄養素です。

 

ビタミンCを十分に摂取することで、風邪の予防や治療にも効果があります。

ビタミンCを多く含む食品は、生のまま食べたり、ジュースにしたりすると、ビタミンCの損失が少なくなります。

 

ストレスが強いときは、ビタミンCの摂取量を増やすことと、ストレスを減らすことを心がけましょう。

 

健康な体と心で、風邪に負けない生活を送りましょう。

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