こんにちは。

 

今日は、過敏性腸症候群でお悩みの方に向けて、食事がいかに体調に影響するかを伝え、食事の摂り方

 

を通しての改善法を理解するためのブログを書きたいと思います。

## 過敏性腸症候群とは

 

過敏性腸症候群とは、腸の動きや感覚が異常になることで、下痢や便秘、腹痛、腹張りなどの症状を引き起こす病気です。

原因ははっきりと分かっていませんが、ストレスや食生活、腸内細菌の乱れなどが関係していると考えられています。

 

過敏性腸症候群は、日本人の約10%が罹患していると言われており、女性に多く見られます。

 

過敏性腸症候群は、生命に直接的な危険はありませんが、日常生活に大きな支障をきたすことがあります。また、心理的な苦痛や孤立感も生じることがあります。

 

 

 

 

## 過敏性腸症候群の食事法

 

過敏性腸症候群の方は、食事が体調に大きく影響することを知っておく必要があります。

食事は、腸の動きや感覚を刺激することで、症状を悪化させることがあります。

逆に、食事を工夫することで、症状を軽減することができることもあります。

 

では、どのような食事が過敏性腸症候群の方に適しているのでしょうか。

ここでは、過敏性腸症候群を防ぐ効果的な食事方法をいくつか紹介します。

 

 

 

【1. 食事の回数と量を調整する】

 

過敏性腸症候群の方は、一度に大量に食べると、腸に負担がかかり、症状が悪化することがあります。

そのため、食事の回数を増やし、量を減らすことがおすすめです。

 

例えば、一日に3食ではなく、56食に分けて食べるようにしましょう。

 

また、食事の時間を決めて、規則正しく食べることも大切です。

食事の時間が不規則だと、腸のリズムが乱れ、症状が悪化することがあります。

 

 

 

 

 【2. FODMAPを控える】

 

FODMAPとは、

・発酵性(Fermentable)

・オリゴ糖(Oligosaccharides)

・二糖類(Disaccharides)

・単糖類(Monosaccharides)

・ポリオール(Polyols)

 

 

の頭文字をとった言葉で、腸内で発酵しやすい糖類の総称です。

 

FODMAPは、過敏性腸症候群の方にとって、症状を悪化させる要因の一つです。

FODMAPは、腸内で発酵することで、水分の吸収を妨げたり、ガスを発生させたりします。

 

その結果、腸が膨らんだり、痙攣したりして、腹痛や腹張り、下痢や便秘などの症状を引き起こします。

 

FODMAPが多い食品を高FODMAP食、少ない食材を低FODMAP食と呼びます。

 

FODMAP食には、以下のような食品が含まれます。

 

- オリゴ糖: 小麦、大麦、玉ねぎ、にんにく、ひよこ豆、レンズ豆、大豆など

- 二糖類: 乳製品、アイスクリーム、ヨーグルトなど

- 単糖類: ハチミツ、りんご、桃、マンゴー、スイカなど

- ポリオール: 甘味料(ソルビトール、マンニトール、キシリトールなど)、アボカド、カリフラワー、キノコなど

 

 

過敏性腸症候群の方は、これらの食品を控えることで、症状の改善が期待できます。

 

しかし、人によっては高FODMAP食を完全に排除する必要はありません。

 

FODMAPは、腸内細菌のエサになり、腸の健康にも重要な役割を果たします。

そのため、FODMAPを摂る量やタイミングを調整することが大切です。

 

例えば、空腹時に高FODMAP食を摂ると、腸の動きが活発になり、症状が悪化することがあります。

そのため、高FODMAP食を摂るときは、他の食品と一緒に摂ることで、腸への刺激を和らげることができます。

 

また、FODMAPの種類や個人差によって、症状に影響する程度が異なります。

そのため、自分に合ったFODMAPの摂り方を見つけることが重要です。

 

当院ではFODMAPの摂り方や実践法をお伝えしているので、ぜひご相談ください。

 

 

 

FODMAP食に関してはこちらを参考にしてください。

 

 

 

 

 

【 3. 食物アレルギーや食物不耐性をチェックする】

 

過敏性腸症候群の方は、食物アレルギーや食物不耐性を持っている可能性があります。

 

食物アレルギーとは、特定の食品に含まれるタンパク質に対して、免疫系が過剰に反応することで、発疹やかゆみ、呼吸困難などの症状を引き起こす病気です。

 

食物不耐性とは、特定の食品に含まれる成分を消化・代謝できないことで、腹痛や下痢、頭痛などの症状を引き起こす病気です。

 

食物アレルギーや食物不耐性を持っていると、過敏性腸症候群の症状が悪化することがあります。

 

 

 

 

食物アレルギーや食物不耐性をチェックするには、以下の方法があります。

 

ー血液検査血液中に特定の食品に対する抗体があるかどうかを調べる方法です。
                 食物アレルギーの診断に有効ですが、食物不耐性の診断には不向きです。

皮膚プリックテスト皮膚に特定の食品の抽出液を塗り、針で刺すことで、皮膚の反応を見る方法で

           す。
          食物アレルギーの診断に有効ですが、食物不耐性の診断には不向きです。

食物除去法疑わしい食品を一定期間食べないことで、症状の変化を見る方法です。
       食物アレルギーや食物不耐性の診断に有効です。


食物負荷法疑わしい食品を少量から徐々に増やして食べることで、症状の変化を見る方法です。
      食物アレルギーや食物不耐性の診断に有効ですが、重篤なアレルギー反応がある方には向

      きません。

 

 

これらの方法は、専門家の指導のもとで行うことが必要です。

 

自己判断で食品を排除したり、摂取したりすることは、健康に悪影響を及ぼすことがあります。

食物アレルギーや食物不耐性については、専門家に相談することをおすすめします。

 

 

 

 

##まとめ

 

 

過敏性腸症候群は、腸の動きや感覚が異常になることで、下痢や便秘、腹痛、腹張りなどの症状を引き起こす病気です。

 

食事は、過敏性腸症候群の症状に大きく影響することがあります。

 

食事を工夫することで、症状を軽減することができることもあります。

 

過敏性腸症候群の方に適した食事法としては、以下のようなものがあります。

 

 

食事の回数と量を調整する

ーFODMAPを控える

食物アレルギーや食物不耐性をチェックする

 

 

 

これらの食事法は、個人差がありますので、自分に合ったものを見つけることが重要です。

食事法については、専門家に相談することをおすすめします。

 

 

 

過敏性腸症候群の方の正しい食事法について、ご紹介しました。

 

 

このブログが、過敏性腸症候群でお悩みの方の参考になれば幸いです。

 

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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