(運営)新宿漢方クリニック:〒160-0022 東京都新宿区新宿1-29-8 公衛ビル3階
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九州大学の橋本策(はかる)博士によって、1912年ドイツの学会ではじめてこの病気について発表したため、博士の名前をとって【橋本病】と呼ぶようになりました。
海外でもHashimoto’s diseaseと呼びます。
橋本病とは、甲状腺に慢性的に炎症が起きている病気のことです。
『慢性甲状腺炎』ともいいます。
炎症が起こることで甲状腺が腫れてしまい、喉の違和感を感じます。
30~40歳代の女性に多い病気です。
男女比では1:20とも1:30とも言われています。
甲状腺とは、我々の身体の新陳代謝を促進するためのホルモンを出す臓器です。
喉仏のすぐ下にあり、普段は触れることはできませんが、 炎症が起き腫れると触ることができます。
私達の身体は常に古い細胞が新しい細胞に生まれ変わることで、若さや健康を保っています。
皮膚もそうですし、骨や内臓も例外ではありません。
この細胞の生まれ変わりのことを新陳代謝と呼び、 甲状腺ホルモンが重要な役割を果たしています。
甲状腺から出てくる甲状腺ホルモンが少ないと甲状腺機能低下症と呼ばれます。
橋本病は甲状腺機能低下症です。
逆に甲状腺から出てくる甲状腺ホルモンが多すぎると、バセドウ病などの甲状腺機能亢進症と呼ばれます。
橋本病の原因は自己免疫疾患です。
自己免疫疾患とはウイルスや細菌から身体を守るはずの免疫系が、 正常な細胞を敵だと勘違いして攻撃してしまう病気です。
一般的に、なぜ自己免疫疾患になるのかは分かってません。
しかし、21世紀の医学と言われている機能性医学では、自己免疫疾患の原因は食事、ストレス、毒素などが原因だと言っています。
特に食事は薬にもなるし毒にもなります。
それほど重要だと考えられています。
実際にどんな治療をしても変化がなかった自己免疫疾患の私の患者様でも、 食事内容を変えるだけで症状がガラッと変わる方が多いです。
橋本病の患者様は、特にグルテンと乳製品を食べると調子が崩れる方が多いといわれています。
橋本病とは甲状腺機能低下症です。
なので甲状腺と関係が深い新陳代謝が衰えるということです。
新陳代謝が衰えると若さを保つのが難しくなり、疲れやすくなったり、活力が弱くなり、眠気が強くなります。
やる気や元気がなくなり、気持ちが落ち込みやすくなります。
身体中の生まれ変わりが遅くなるのであらゆる機能が低下してしまいます。
消化器関係では、便秘、食欲低下、食べる量は減っても消化自体が上手く出来ないので太ります。
心臓では脈拍が遅くなり、身体の熱がスムーズに作り出せなくなるので冷え性になります。
橋本病は自己免疫疾患です。
何らかの理由で、免疫系が健康な細胞を敵だと認識して攻撃してしまうというものです。
一般的には原因は分かっていません。
しかし、私も含め多くの治療家は、
生活習慣の改善をすることで 良くなる病気
だということが分かっています。
生活習慣とはストレス、食事、運動、睡眠などのことです。
東洋医学では
身体の緊張を和らげ、橋本病からくる症状と根本原因に直接アプローチします。
女性に多い病気なので、生理痛や生理不順に対する治療も行います。
橋本病では、甲状腺に慢性的な炎症があります。
その炎症を抑えるために、ほぼ全ての患者さまに、
【合谷穴、大椎穴、人迎穴、曲池穴】
などのツボを刺激します。
多くの方が身体の芯からの冷えを訴えています。
これらを改善するために
【気海穴、関元穴、命門穴】
などに灸治療をします。
鍼と灸で身体の血の巡りが改善されれば、身体は温かくなります。
身体の巡りが改善されると消化も良くなり、食欲がでてきます。
また便が動きやすくなるので、便秘が改善されます。
身体が温まり、血流の循環が改善されると、落ち込んでいた気が上がりやすくなります。
気が上がってくると、活力が湧いてくるので元気になりやる気がでてきます。
橋本病をはじめ、自己免疫疾患の治療には食事の改善が絶対に必要です。
私のところへ相談にいらっしゃる方の多くは、すでに食事には気を使っています。
身体に良い食事、橋本病に効果的な食事などの勉強をしているので、食事が大事だと実感している方は多いと思います。
しかし、どの食材が自身の身体に合っていて、 どの食材が病気を悪化させているかを把握している方はほとんどいないと思います。
慢性疾患では、これを知ることが最も重要になります。
ただ、ほとんどの方がこの部分を飛ばしているので、最小限の効果しか実感できません。
身体に合っている食材なら、積極的に食べることができますが、
身体に合っていない食材を食べていては、なかなか効果はでません。
身体に合っていない食材は身体にとっては【毒】になります。
腸は毒を消化するのに労力を使います。
それを消化するだけで疲れ果ててしまいます。
そうすると腸がうまく機能しなくなり、免疫細胞にも影響します。
免疫細胞の70%は腸内にいます。
免疫力が弱くなり、病気がはじまります。
逆に身体に合う食材だけを食べていれば、消化はスムーズに行われます。
腸も必要最低限の労力だけを使うので、疲れ果ててしまうことはなくなります。
むしろ身体は力が湧いてくるようになります。
当院では、あなたの体に合う食材、合わない食材を見つける作業をします。
これには、患者さまの協力が必要になります。
外食の回数を減らしていただいたり、炎症を起こしやすい食材(小麦、乳製品、卵、砂糖、大豆製品など)を控えめにしていただくことがあります。
食習慣が少し変わるので、「難しそう。」とおっしゃる方がいます。
それはよく理解できます。
しかし、代わりになる食材や、時にはあなた専用のレシピを作成したりするので、それほど難しいことはありません。
しっかりフォローアップはさせていただきます。
橋本病に鍼灸治療とはなかなか考えられないかもしれませんが、
症状の改善は可能ですし諦めないでください。
鍼灸治療と日常生活の改善であなたの体は変わります。
しかし、簡単に治る病気ではないので、あなた自身の努力も必要になってきます。
現代は多くの情報に溢れています。
橋本病に関する情報も調べ出したらきりがない程出てきます。
良さそうな情報はいっぱいありますが、 何が自分にあっているか結局わからずに途方にくれる方が多くいます。
当院では一人一人の患者様に何が必要で、 どのようにして症状の改善を目指すか順序立てて説明します。
病院で
「一生薬を飲み続けないといけない。」
「治ることはない。」
と言われたけど、
「諦めたくない」
「希望はあるはずだ。」
と考えている方は、ぜひ一度ご相談ください。
ご予約は、「オンライン予約」・「お電話」・「LINE」のいずれかで取ることができます。
※あらかじめお電話いただく日の
・1~2週間先までの予定を確認しておいてください。
その方が予約がスムーズです。
・お身体のお悩みをまとめておいてください。
お身体の状態等を質問をすることがあります。
お電話で予約の場合はこちら03−6273−2209におかけください。
「新宿漢方クリニックです。」と応答します。
施術中や患者様対応している時は、電話に対応できないことがあります。
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