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便秘

このようなお悩みがありませんか?

  • 便が3日以上ないのが普通である

  • 便が硬くて量が少なくすっきりしない
  • 下剤を飲まないと便が出ない
  • 便秘と下痢を繰り返している
  • 便秘だけでなく腹痛、膨満感、食欲不振、肩こり、頭痛もある
  • 便と一緒に血が出る

便秘の定義

日本内科学会によると、

3日以上排便がない状態。
または、毎日排便があっても残便感がある状態

を便秘の定義としています。

3日以上排便がない方は結構多いのではないでしょうか?
3日くらい排便がなくても「普通だ」と思っている方も多いと思います。

1日に1回〜2回排便があるのが理想だとされています。

私は少なくとも1日1回は排便があるべきだと考えています。

便秘の分類(東洋医学)

東洋医学では便秘にはいろいろなタイプがあります。

  • 1
    ストレスが強いタイプの便秘
  • 2
    胃腸が弱いタイプの便秘
  • 3
    貧血タイプの便秘
  • 4
    胃腸の冷えタイプの便秘
  • 5
    熱がこもっているタイプの便秘

細かく言い出すともっとたくさんあります。
便秘のタイプによって治療法や日常生活の注意することなどが変わってきます。

タイプ別の症状

ストレスが強いタイプの便秘

数ある便秘のタイプの中でも、

【ストレスが強いタイプの便秘】

が一番多いのではないでしょうか?


自律神経の乱れとも言えますね‼️

 


仕事、家事、人間関係などのストレスから常に交感神経が優位になっていて、

リラックスすることができない方ですね。

 

旅行へ行って、便秘になる方もこのタイプに入りますね。

自律神経の乱れが原因ですね。

  • トイレに座ってもなかなか便が出てこない
  • やっと出てもサイズが小さい
  • 便秘と下痢を繰り返す

他にも

  • イライラ
  • 胸やお腹の痛み
  • ため息が多い
  • 肩こり、頭痛
  • 喉が詰まった感じがする

女性では、

  • 生理前に胸が張ったり、イライラが強くなる
  • 生理痛、生理不順

などという症状がある方が多いですね。

胃腸が弱いタイプの便秘

エネルギー不足の便秘

便秘と聞くと「乾燥して硬い」というイメージがありますが、中には便が硬くないケースもあります。



これは体のエネルギーが不足して起こります。



【虚弱体質】

【長い間病気を患っている】



といった方に多いです。



特徴として

  • 便が細く長い
  • トイレに入ってから時間がかかる
  • 排便の後疲れる
  • 排便の後お腹が痛くなる

便以外にも、

  • ガスが溜まりやすい
  • お腹が膨れる
  • 食欲がない
  • 舌の色が白い、舌に歯型がしっかりついている
  • すぐ疲れる

などの症状があります。

貧血タイプの便秘

便秘にはさまざまな原因がありますが、

女性に多い便秘には

【貧血タイプ】

の便秘です。



このタイプは、

・年配の方
・慢性的に便秘に悩んでいる方

に多いです。

特に生理後や出産後に症状がひどくなります。



便の特徴としては、

  • 乾燥していて硬い
  • コロコロしている
  • 排便困難

他にも、

  • めまい
  • 目がかすむ
  • 視界に黒い点がある
  • 顔が青白い
  • 忘れっぽい
  • 不眠気味
  • 心配事が多い
  • 落ち込みやすい
  • 生理時の出血が少ない
  • 生理が不規則

 

などの症状がある方が多いです。



東洋医学ではこのタイプの便秘を【血虚(血が少ない)状態】だと判断します。

タイプ別便秘対策

ストレスが強いタイプの便秘

  • 朝いつもより30分早く起きる。(ゆっくり朝の支度をする。)
  • 1日の初めに白湯を飲む。
  • 糖分、油物、冷たい飲食を少なめにする。
  • 発酵食品を積極的に食べる。
  • コーヒーなどのカフェインを一杯飲んだら、コップ一杯の水を飲む。
  • ストレスを感じたら深呼吸をする。
  • 寝るときはスマートフォンとwi-fiの電源をOffにする。

毎日このようなことを続けてみてください。
少しずつリラックスできる時間が増えてくると思います。

特に自宅で深くリラックスできるようになってくると、
自然とトイレに行きたくなってきます‼️

それでもなかなか便秘が解消されない方は、ぜひ一度ご連絡ください。

胃腸が弱いタイプの便秘

  • 体を冷やさないようにする
  • 睡眠時間を長めにとる
  • 足三里穴、気海穴などに、毎日お灸をする
  • 食べ物は出来るだけ火を通す
  • 冷えたものは口にしない
  • 生姜を食べる機会を増やす

などを意識していると症状が良くなっていくと思います。

それでもなかなか便秘が解消されない方は、ぜひ一度ご連絡ください。

貧血タイプの便秘

  • ほうれん草、かぼちゃ、にんじんなどの緑黄色野菜を食べる
  • レバーを食べる機会を増やす
  • 牛乳をやめてみる
  • ボーンブロスを毎日飲む
  • こまめに水分補給をする
  • プルーンやイチジクを食べる
  • チアシード、フラックスシードなどの脂質を増やす

をおすすめします。

長い間下剤に頼ってしまうと、自分では排便できなくなってしまいます。
そうなってしまうと、下剤がないとトイレに行けなくなってしまいます

また、薬を飲み続けることで、腸内環境はどんどん乱れてしまいます。
そうなると次から次へと体の不調がでてきます。

それから体の調子を整えるのはとても大変ですし、時間と費用がかかります。

今から少しずつ、食事を見直すなどの対策を立てていきませんか?



便秘によく使うツボ(症状別)

ストレスが強いタイプの便秘

  • 合谷:万能のツボと呼ばれています。自律神経を整えます。
  • 太衝:ストレスが原因の便秘に効果的です。
  • 期門:イライラや怒りっぽい方によく使います。
  • 上巨虚:大腸の活動を活発にするツボです。
  • 隔兪:ストレスからくる胸のつかえを軽減します。
  • 肝兪:気持ちを鎮めるツボです。

胃腸が弱いタイプの便秘

  • 足三里:免疫力を強めたり、胃腸の働きを高めるツボです。
  • 太白:消化吸収の働きを助けてくれます。
  • 三陰交:消化器系、婦人科系の不調によく使うツボです。
  • 気海:体のエネルギーが弱っている方によく使います。
  • 脾兪:消化吸収の働きを助けるツボです。
  • 公孫:胃腸や女性特有の不調に効果的なツボです。

貧血タイプの便秘

  • 公孫:胃腸や女性特有の不調に効果的なツボです。
  • 内関:公孫穴と組み合わせることで効果が高まります。
  • 足三里:消化器系の不調によく使う万能のツボです。
  • 曲泉:貧血解消によく使うツボです。
  • 隔兪:血に関係する不調にとても効果的なツボです。
  • 肝兪:貧血やめまいなどにも使うツボです。

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