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自己紹介

「鍼灸師 かわなみこうき」のホームページに訪問していただきありがとうございます。

きっと私がどんな人間、また施術家であるか気になると思います。

私の施術を受ける前に少しでも私のことを知っていただきたいので、こちらで自己紹介をさせていただきます。

 

体は小さいが、誰よりも活発な子供でした

父親の仕事の関係で、アメリカのワシントンD.C.で産まれました。

2歳の時に日本へ引っ越して来ました。
なので、このアメリカでの2年間のことは何も覚えていません。
写真を見て「本当に外国にいたんだな。」と思うくらいです。

子供の頃は、背の順ではいつも前の方の小さい子でした。

しかしとても活発で、誰よりも走り回っていました。

一番最初に興味を持ったスポーツはサッカーでした。

運動神経が良かったので、すぐに上手になり、よく褒められました。

サッカー選手になりたいと、子供の頃は考えていました。

私が子供の頃は、母は食事にかなり気を使っていたと思います。
特に食品添加物は一切食べたことはありませんでした。

私が大人になってから食事に気をつけるようになったのには、母の影響があるのかもしれません。

サッカー中心の小・中学時代

サッカーを早くから始めていたのもあり、小学生の頃はサッカーをすればどこへ行ってもヒーローでした。

そんな感じだったので4年生の頃、私の住んでいる地域のサッカーの上手な子たちが集まるサッカーチームに推薦されて入りました。

放課後、週末はほとんどサッカーの毎日でした。
友達と電車に乗って、練習場や試合会場へ行く日々でした。

そこで私は初めての挫折を味わいました。

それまでサッカーは上手だと思っていましたが、そこでは全く普通の選手の一人でした。

サッカーは好きでその後も続けていくのですが、「サッカー選手にはなれないな。」とすでに諦めてしまっていました。

今考えると、「負けてたまるか!」という気持ちがあまりなかったのだと思います。

サッカーは楽しかったですが、それ以上に地元から離れる開放感のようなものを楽しんでたように思います。

この頃から親元を離れて過ごす時間が増えたことで、それまでは親に禁止されていた食品添加物まみれのお菓子をいつも買って食べるようになりました。

実はこの頃から体重が増え、便秘や食欲不振、フケ、全身のかゆみなどが出てくるようになりました。

最近母との会話で知ったことですが、「サッカーでこんなに忙しくしているのに、何でこの子はだんだん太っていってるのだろう?」と母は疑問に思っていたそうです。

 

どうしていいのかわからない時代

ずっと活発で細かい怪我の絶えない子供でしたが、中学生の時始めて大きな怪我をしました。

腰の骨の怪我なのですが、その当時医師からは「一生この怪我と付き合っていかないといけない。」と言われました。

そんなことを言われたら普通ショックを受けそうですが、私はサッカーを休めると思い、心のどこかで喜んでいました。

この頃からサッカーへの情熱は薄れ始めていきました。

高校生になると、一度はサッカー部に入部しましたが、すぐに辞めてしまいました。

高校生の頃から何にも一生懸命になることができず、勉強もほとんどすることはなくなりました。

「勉強して何になるんだ?」「勉強の何が楽しいんだ?」と否定ばかりしていました。
もちろん成績はどんどん悪くなっていきました。
そうなると何故か勉強だけでなく全てに対し否定的になっていきました。

この頃は全てに対し肯定的に考えることができず、とても辛い時期でした。

何に対しても手を抜いて楽をする、ということを覚えてしまったのもこの頃です。
簡単に言うと努力することが嫌いでした。

目標に向かって努力し、困難に打ち勝って喜んでいる人たちを見て、「くだらない。」と思っていました。

その当時は、なんでも非難するのが自分であり、そのままでいいとさえ考えていました。
今振り返ってみると、この頃は何をしていても何かが満ち足りないと感じる毎日で、常にイライラしていました。

家族には大変心配をかけたと反省しています。

 

この頃はあまり活発に運動をしていなかったのですが、相変わらず腰痛に悩んでいました。この頃から腰の痛みを和らげるために、鍼灸接骨院へ通うようになりました。

 

この当時は部活もないので、学校帰りは自然とコンビニなどで買い物をするようになりました。
なにしろ甘いものが好きでした。缶ジュース、缶コーヒー、ケーキ、菓子パン、甘いお菓子ばかり食べていました。今では信じられないです。

便秘、下痢、腹痛、イライラ、集中力低下、かゆみなどいろいろな症状がありましたね。
この頃には、腸内細菌のバランスはメチャクチャだったと予想しています。

 

初めての田舎暮らし

鍼灸接骨院へ通うようになってから、人の苦痛を取り除けるような治療家になりたいと考えるようになりました。

その後、浪人生活を経て京都にある明治鍼灸大学(現明治国際医療大学)へ進学することになりました。

京都といっても京都市からだいぶ離れた田舎に大学はありました。
初めての田舎暮らしだったので、不安でした。

しかし、海、川、山などの自然に触れることで、人間は自然の一部であり自然が如何に大切であるかを意識するようになりました。

勉強の方はまだ以前の悪い癖が抜けきらず、試験には通りますが、いつもギリギリの成績でした。

鍼師、灸師の国家試験にも合格することはできました。
自分では努力したと思っていましたが、今の私からするとその当時は勉強の仕方が全く分かっていなかったですし、勉強量も少なかったと思います。

今だから言えますが、よく国家試験に合格できたなと思います。

しかし、この頃から目標に向かって努力し、それを達成した時の喜びを分かりはじめました。

一人暮らしということもあり食生活は、完全に偏っていました。
簡単にいうと、基本的には糖質しか食べていませんでした。


1日中チョコレートしか食べないなど、ここでは詳細は割愛しますが、酷いものでした。

 

忙しくも充実した鍼灸接骨院時代

鍼師・灸師免許を取得し、鍼灸大学を卒業後は京都府亀岡市にある鍼灸接骨院で働きました。

それと同時に大阪府の、ある高校サッカー部のメディカルトレーナーに就任しました。
このサッカー部は関西で有名な強豪校だったため、毎週末試合や合宿があるので、ほぼ休みはない日々でした。

平日は鍼灸接骨院で働き、週末はサッカー選手のケアをする毎日でした。

体力的にも精神的にも辛かったですが、自分が人の助けになっていると感じることができていたので、とても充実していました。

また鍼灸師としての基本となる技術や考え方を集中して学べたことが、私の大きな財産になりました。

忙しいかったので、食事は基本外食でした。
野菜は食べず、油ものと甘いものが中心の食生活でした。

この頃、ある大手ハンバーガーチェーンの中毒になった時期もありました。
普段全く食欲がなかったのですが、そのチェーン店の前を通ると急にお腹が鳴り出す。
という感じです。怖いですよね。

基本は車生活でしたので、毎日のようにドライブスルーで注文していました。

その後長いこと苦しむことになる頭痛が出はじめたのはこの頃からです。
この当時は、今より17kg ほど太っていました。

20歳代でしたが、すでに高血圧でした。

 

新しい挑戦

鍼灸師として働いている間ずっと、異文化に触れてみたい、もっと深く勉強がしたいと考えていました。

そしてアメリカへ行く決心をしました。
アメリカで東洋医学を深く学ぶと言うと不思議がる人もいますが、私はアメリカへ行って大正解だったと思っています。

カリフォルニア州の統合医療大学院へ進学しました。
ここでは授業についていくために予習復習を徹底するようになりました。

試験がほとんど毎日のようにあるので、気を抜く暇がありませんでした。
友達と遊んでいても常に勉強のことを考えていました。

夜も勉強のことが気になってしまうので、ベッドにまで教科書を持っていき、それを読んでいるうちにいつの間にか寝ているという感じでした。

たまに気を抜いて勉強を疎かにしたことがあり、その時は試験結果としてそのまま反映されてしまい、焦ったことを覚えています。

大学院では東西両医学を深く学ぶことができました。

免許を取得後は鍼灸漢方治クリニックを開業し、様々な症状の患者さんに接することができました。

それと同時に、カリフォルニア大学バークレー校や統合医療大学院で教鞭を執ることもできました。

これら全てが素晴らしい経験となりました。

 

新しい趣味

子供の頃からサッカーをはじめ、ずっと趣味としてサッカーをしています。
サッカー観戦にはなかなかいけていませんが、国内外のプロサッカーの結果は常時チェックしています。

また高校サッカーの動向も随時チェックしています。

過去にはギター、スノーボード、カフェ巡り、音楽鑑賞、写真など色々な趣味がありました。

アメリカではバークレーという街に住んでいました。
カリフォルニア大学バークレー校で有名なところです。

また60年代のヒッピーブームの発祥の地といわれています。
そんなこともあってか患者様は、食事と健康に対する意識が非常に高かったです。

私も周りからかなりの影響を受けました。
そして時間があれば料理をするようになりました。

不思議なことに食事に気を使うようになってから、身体の不調が信じられないくらいなくなりました。

この頃から医食同源の意味を理解しはじめました。

今でも料理はしょっちゅうしますし、時間を見つけては、新しいレシピに挑戦しています。

11歳の娘と遊ぶのも私の大事な時間となっています。

私の目指す理想の鍼灸師とは

幸運にもこれまで多くの素晴らしい経験をすることができました。

たくさんの人との出会いや、異文化に触れることで私の人生観はこの十数年で大きく変わりました。

特に鍼灸、東洋医学に対する考えは全く違うものになりました。

以前は鍼灸は主に痛みを軽減させるだけの手段だと考えていました。
特に筋肉の痛み、関節の痛みなどの整形外科的な症状だけ対処できればいいと思っていました。

しかし、これまでの経験からあらゆる慢性疾患、自律神経失調症、自己免疫疾患、精神疾患、医師に見放された症状等にとても効果的であるということがわかりました。

目標となるゴールを見据え、しっかりと計画を立て、焦らずに諦めずに施術していけば、身体は良い方へ向いていきます。

そのためには、症状の「根本原因は何か」ということを突き止める必要があります。
その根本原因を患者様と一緒に探し出すというのも、私の施術の一部となります。

特に慢性疾患には日常生活の改善や、食事の見直しが必須になります。

日常生活や食事の改善に加え、定期的な鍼灸施術をすることであらゆる病気を予防することができると考えています。

糖尿病、ガン、認知症等になってしまうと簡単には改善しません。

多くの場合はどんどん進行していくだけです。

これからの時代は『予防』です。
東洋医学は予防することを得意としています。

一人でも多くの方の苦痛を取り除き、病気にならない身体づくりのお手伝いをさせていただくことが、私の目指す理想の鍼灸師像です。

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