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パン、パスタ、うどんなどのグルテンを含む食品はお好きですか?

美味しいですよね。

 

毎日パンや麺類を食べていませんか?

 

もしそうなら、それらの食べ物があなたの自律神経のバランスに影響を与えているかもしれません。

自律神経は、心臓や呼吸、消化などの生命維持に関わる機能を自動的に調節する神経系です。

自律神経は交感神経と副交感神経の二つの部分に分かれており、それぞれが相反する作用を持ちます。

 

交感神経は緊張や興奮の状態になると活性化され、心拍数や血圧、血糖値などを上げます。

副交感神経はリラックスや睡眠の状態になると活性化され、心拍数や血圧、血糖値などを下げます。

 

自律神経のバランスが崩れると、不安やイライラ、不眠、頭痛、めまい、胃腸の不調などの症状が現れることがあります。

 

 

グルテンが自律神経に影響する理由

 

では、グルテンが自律神経のバランスにどのように影響するのでしょうか?

 

グルテンとは、小麦や大麦、ライ麦などの穀物に含まれるタンパク質の一種です。

グルテンはパンやパスタなどの食品に弾力や粘りを与える役割をします。

 

しかし、グルテンは消化しにくい物質であり、腸内で発酵されるとガスや炎症を引き起こすことがあります。

また、グルテンは腸壁の隙間を広げる作用を持ち、腸内の有害物質や細菌が血液に流れ込むことを許してしまいます。

 

これを「リーキーガット」と呼びます。

 

 

 

リーキーガットの影響

 

リーキーガットは、免疫系の過剰反応を引き起こし、全身の炎症を増やします

 

炎症は、自律神経のバランスを乱す原因の一つです。

炎症は交感神経を刺激し、副交感神経を抑制します。

 

その結果、心拍数や血圧、血糖値などが上昇し、ストレスや不安を感じやすくなります。

 

また、炎症は脳にも影響を与え、セロトニンやドーパミンなどの神経伝達物質の分泌を妨げます。

 

これらの神経伝達物質は、気分や睡眠、食欲などに関係しており、不足するとうつや不眠、過食などの症状が現れることがあります。

 

グルテンを食べることで自律神経のバランスが崩れるということは、グルテンを食べないことで自律神経のバランスが改善するということです。

 

実際に、グルテンを含む食品を避けることで、自律神経の不調に悩む人々が体調の改善を感じたという報告があります。

私の患者様もグルテンを食べないもしくは減らした生活をして、体調が劇的に変化した方がたくさんいらっしゃいます。

 

 

 

グルテンを食べない生活

 

グルテンを食べないで体調管理するには、以下のような方法があります。

 

1. グルテンを含む穀物の代わりに、米や玄米、キヌア、そばなどのグルテンフリーの穀物を選ぶ

2. パンやパスタなどの加工食品の代わりに、野菜や果物、肉や魚、卵や乳製品などの天然食品を選ぶ

3. グルテンを含む調味料やソースの代わりに、塩や酢、オリーブオイルやレモン汁などのシンプルな調

     味料を選ぶ

4. グルテンを含むお菓子やスナックの代わりに、ナッツやドライフルーツ、チーズやヨーグルトなどの

    グルテンフリーのおやつを選ぶ

 

 

 

グルテンを食べ続けることで起こる可能性がある悪影響

 

グルテンを食べ続けることで起こる可能性がある悪影響とは何でしょうか?

 

グルテンは、自律神経のバランスを崩すだけでなく、他の健康問題を引き起こす可能性があります。

例えば、以下のような病気や症状が挙げられます。

 

- グルテン過敏症: 

 グルテンを含む食品を食べると、腹痛や下痢、吐き気、頭痛、関節痛、皮膚発疹などの症状が現れる 

 状態です。グルテン過敏症の原因はまだ明らかになっていませんが、腸の浸透性亢進や免疫系の異常

 が関係していると考えられています。

 

- グルテン不耐症: 

 グルテンを含む食品を食べると、小腸の粘膜が破壊され、栄養の吸収が悪くなる病気です。グルテン

 不耐症は遺伝的な要因が強く、自己免疫疾患の一種です。グルテン不耐症の症状は、下痢や便秘、腹

 痛、体重減少、貧血、骨粗しょう症、不妊などです。

 

- 小麦アレルギー: 

 小麦に含まれるタンパク質に対するアレルギー反応です。小麦アレルギーの症状は、蕁麻疹やアナフ

 ィラキシーなどの皮膚や呼吸器の症状や、下痢や嘔吐などの消化器の症状です。小麦アレルギーは主

 に幼児や子供に見られる病気で、成長とともに治ることが多いですが、中には大人になっても持続す

 る場合もあります。

 

- 糖尿病や心血管疾患: 

 グルテンを含む食品は、血糖値を急激に上げることがあります。血糖値が高いと、インスリンという

 ホルモンの分泌が増えます。インスリンは、血糖値を下げるために、余分な糖を脂肪として蓄積させ

 ます。これは、肥満や糖尿病のリスクを高めます。また、インスリンは、血管を収縮させる作用を持

 ちます。これは、血圧を上げたり、動脈硬化を促進したりすることで、心血管疾患のリスクを高めま

 す。

 

 

以上のように、グルテンは自律神経のバランスを崩すだけでなく、他の健康問題を引き起こす可能性があります

 

もちろん、グルテンに対する個人差や体質もありますし、グルテンを含む食品がすべて悪いというわけではありません。

 

しかし、あなたが長年自律神経の不調に悩んでいるのであれば、グルテンを含む食品を減らしてみることをおすすめします

 

グルテンを食べないことで、あなたの自律神経のバランスが改善され、体調が良くなるかもしれません。

 

グルテンを食べないことで得られるメリットを実感するには、少なくとも3週間は続けることが必要です。

 

グルテンを食べない生活に挑戦してみませんか?

 

体調が安定してきたら、またグルテン食品を食べられる可能性はあります。

一生食べられないわけではないので、ガッカリしないでください。

 

グルテンが全く体調に悪影響を与えていない人もいます。

これも、しばらくの間グルテンを食べない生活をしているとわかります。

 

あなたの健康と幸せのために、グルテンフリーの食事を始めてみましょう。

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