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コーヒーは、世界中で愛飲されている飲み物です。

コーヒーには、カフェインという刺激物が含まれており、眠気を覚ます、集中力を高める、気分を上げるなどの効果があります。

 

しかし、コーヒーを飲みすぎると、健康に悪影響を及ぼす可能性があります。

例えば、肩こり、頭痛、不眠、動悸、胃炎、骨粗しょう症などです 。

 

このような症状がある方はコーヒーの飲み過ぎが関係しているかもしれません。

コーヒーをやめようと思っても、なかなかやめられない人は多いでしょう。

私も長い間そのうちの一人でした。

 

 

**コーヒーの離脱症状**

コーヒーをやめると、頭痛、倦怠感、イライラ、うつなどの離脱症状が現れることがあります。

私が長い間コーヒーをやめられなかった理由の一つが、「ひどい頭痛」です。

 

これは、カフェインが脳内の神経伝達物質であるアデノシンの働きを阻害することで起こります。

 

アデノシンは、睡眠を促す作用がありますが、カフェインによってその作用が弱まると、脳はアデノシンの受容体を増やして対応します。

 

そのため、カフェインの摂取をやめると、アデノシンの受容体が過剰に反応して、眠気や倦怠感を感じるようになります。

 

 

しかし、コーヒーがやめられない理由は、カフェインの離脱症状だけではありません。

 

実は、コーヒーと低血糖という状態が密接に関係していることが、最近の研究で明らかになってきました 。

 

低血糖とは、血液中のブドウ糖(グルコース)の濃度が低下することで、脳や筋肉などの臓器が十分にエネルギーを得られなくなる状態です

 

低血糖になると、めまい、ふらつき、手足の震え、動悸、発汗、空腹感、イライラ、集中力の低下などの症状が現れます。

 

低血糖は、糖尿病の患者だけでなく、健康な人でも起こり得ます。

 

 

**コーヒーと低血糖**

では、コーヒーと低血糖はどのように関係しているのでしょうか。

 

コーヒーに含まれるカフェインは、血糖値を上昇させる作用があります。

カフェインは、副腎からアドレナリンというホルモンを分泌させることで、肝臓からブドウ糖を放出させます。

 

その結果、血糖値が一時的に上昇します。

しかし、この血糖値の上昇は、すぐに下降に転じます。

 

なぜなら、血糖値が上昇すると、膵臓からインスリンというホルモンが分泌されて、ブドウ糖を細胞に取り込ませることで、血糖値を下げようとするからです。

 

インスリンの分泌は、血糖値の高さに応じて調節されますが、カフェインによって血糖値が急激に上昇すると、インスリンの分泌も過剰になりやすくなります。

 

その結果、血糖値が必要以上に下がってしまい、低血糖になる可能性が高まります。

 

このように、コーヒーを飲むと、血糖値が上がったり下がったりする波が起こります。

 

これは、体にとって大きなストレスになります。

 

 

**コーヒーがやめられない悪循環**

血糖値が下がると、体はエネルギー不足を感じて、再びコーヒーや甘いものを欲するようになります。

 

これが、コーヒーがやめられない悪循環です。

 

この悪循環を続けると、インスリンの分泌が低下したり、インスリンの効果が弱まったりすることで、糖尿病や肥満などのリスクが高まります。

 

 

低血糖対策

では、どうすれば、この悪循環を断ち切ることができるのでしょうか。

 

コーヒーの量を減らすことはもちろんですが、それだけではなく、低血糖を改善するためには、以下のことに気をつける必要があります。

 

  • 【食事】
    炭水化物だけでなく、タンパク質や脂質、食物繊維などをバランスよく摂ること
    で、血糖値の上昇を緩やかにすることができます。
     
  • 【食事の間隔】
    食事の間隔をあけすぎないことで、血糖値の低下を防ぐことができます。
    3時間以上空腹にならないように、小さな間食をすることも効果的です。

     
  • 【運動】
    運動は、筋肉にブドウ糖を取り込ませることで、血糖値を安定させることができます。しかし、運動の前後には、十分な水分や炭水化物を補給することが必要です。

     
  • 【睡眠】
    睡眠は、血糖値の調節に重要な役割を果たします。
    睡眠不足は、インスリンの分泌や効果に悪影響を与えることがあります。
    7時間以上の睡眠を心がけましょう。

     
  • 【ストレス】
    ストレスは、血糖値に影響を与えるホルモンの分泌を乱すことがあります。
    ストレスを溜めないように、リラックスする方法を見つけましょう。

     
  • 【鍼灸施術】
    当院では低血糖の方のお悩みに対し効果的な施術をしています。
    鍼灸施術をすることで副交感神経が優位になり、血糖値が安定しやすくなります。
    ぜひ一度ご連絡ください。

 

 

**コーヒーの健康効果**

コーヒーは、適度に飲むと、健康に良い効果もあります。

 

例えば、コーヒーには、ポリフェノールという抗酸化物質が豊富に含まれており、老化や炎症を防ぐことができます。

 

また、コーヒーには、パーキンソン病やアルツハイマー病などの神経変性疾患の予防に役立つという研究もあります。

 

さらに、コーヒーは、脂肪の分解を促進することで、ダイエットにも効果的です。

 

 

**健康的なコーヒーの飲み方**

しかし、コーヒーの健康効果は、飲み方や飲む量によって大きく変わります。

 

コーヒーに砂糖やミルク、クリームなどを加えると、カロリーや糖分が増えて、血糖値に悪影響を与えることがあります。

 

また、コーヒーを飲むタイミングも重要です。

食事の直後や就寝前にコーヒーを飲むと、胃や腸の働きを乱したり、睡眠の質を低下させたりすることがあります。

 

一般的に、コーヒーの適量は、1日に3~4杯程度と言われています。

 

コーヒーの適量は、飲む人の体調や好みによって異なりますが、一般的には、1日にカフェインを400mg以下摂取することが推奨されています。

 

カフェインの含有量は、コーヒーの種類や淹れ方によっても変わりますが、コーヒー1杯(150ml)あたり約60~90mgと考えると、1日に3~5杯程度が適量と言えます。

 

ただし、人によって適量は全然違います。
ご自身の体調と照らし合わせてあなたの適量を見つけてください。

 

 

妊婦や授乳婦、子ども、高血圧や不眠などの症状がある人は、カフェインの摂取量をもっと控える必要があります。

 

妊婦や授乳婦は、1日に200mg以下、子どもは30kgあたり90mg以下が目安です。

 

高血圧や不眠の人は、コーヒーを飲むタイミングや量に注意して、自分の体の反応を見ながら調整することが大切です。

 

 

まとめ

コーヒーは、私たちの生活に欠かせない飲み物ですが、その効果や影響は、飲み方や飲む量によって異なります。

 

コーヒーを飲むことで、血糖値が上下することで、低血糖になりやすくなることを理解しましょう。

 

低血糖は、体にとって大きなストレスになりますし、糖尿病や肥満などのリスクを高める可能性があります。

 

低血糖を改善するためには、コーヒーの量を減らすだけでなく、食事や運動、睡眠、ストレスなどの生活習慣にも気をつける必要があります。

 

コーヒーを上手に利用して、健康的な生活を送りましょう。

 

コーヒーは、適度に飲むと、健康や美容に良い効果がありますが、飲み過ぎると逆に悪影響を及ぼす可能性があります。

コーヒーの適量を知って、自分に合った飲み方を見つけましょう。

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