• 朝起きるのが辛い
  • 一日中だるくて疲れやすい
  • イライラしやすい
  • 集中力がない
  • 甘いものやカフェインに頼っている

 

などの症状に悩んでいませんか?

 

もしそうなら、あなたは**副腎疲労**という状態に陥っている可能性があります。

副腎疲労とは、ストレスや不規則な生活などによって、副腎という臓器が過度に刺激されて、ホルモンの分泌が乱れることで起こる不調のことです。

 

副腎は、ストレスに対応するために、**コルチゾール**というホルモンを分泌します。

 

コルチゾールは、血糖値を上げてエネルギーを供給する働きがありますが、長期的に高いレベルで分泌され続けると、逆に血糖値の乱高下やインスリン抵抗性を引き起こします。

 

これが、副腎疲労の根本原因の一つである**低血糖**です。

 

 

 

##低血糖とは?##

 

低血糖とは、血液中の糖分(グルコース)の量が正常値より低くなることです。

 

血糖値は、食事や運動などによって変動しますが、通常はインスリンというホルモンによって調節されます。

 

インスリンは、血糖値が高くなると分泌されて、余分なグルコースを細胞に取り込ませる働きがあります。

 

しかし、副腎疲労の場合、コルチゾールの影響でインスリンの働きが妨げられたり、過剰に分泌されたりします。

 

その結果、血糖値が急激に下がって低血糖になります。

 

低血糖は、脳や神経にとって重要なエネルギー源であるグルコースが不足することで、さまざまな症状を引き起こします。

 

 

 

##低血糖の症状##

 

低血糖の症状には、以下のようなものがあります。

 

- 疲労感や倦怠感

- 集中力や記憶力の低下

- 頭痛やめまい

- イライラや不安

- 震えや動悸

- 発汗や冷や汗

- 空腹感や食欲不振

- 甘いものやカフェインの欲求

 

これらの症状は、副腎疲労の症状と重なっています。

 

つまり、副腎疲労と低血糖は、相互に影響しあって、あなたの体調を悪化させるのです。

 

 

 

##副腎疲労と低血糖を改善する方法##

 

では、どうすれば副腎疲労と低血糖を改善することができるのでしょうか?

 

そのためには、以下のような方法が効果的です。

 

 

**血糖値を安定させる食事をする**

血糖値を安定させるためには、糖質の摂取量を適切にコントロールすることが重要です。

糖質は、炭水化物に含まれる栄養素で、消化されるとグルコースに変わります。

 

糖質の種類によっては、血糖値を急上昇させるものもあります。

そのため、糖質の摂取量を一定に保つことで、血糖値の乱高下を防ぐことができます。

 

具体的には、以下のような食事を心がけましょう。

 

  •  一日に摂取する糖質の量を、体重や活動量に応じて調整する。一般的には、一日に100150g程度が目安です。
  •  糖質の種類にも注意する。特に、精製された白い炭水化物(白米、白パン、白砂糖など)や果物の果糖は、血糖値を急上昇させるので、控えめにするか、食後に摂取するようにする。
  • 糖質と一緒に、タンパク質や脂質、食物繊維などをバランスよく摂取する。
    これらの栄養素は、糖質の吸収を遅らせて、血糖値の上昇を緩やかにする働きがあります。特に、タンパク質は、副腎のホルモンの材料になるので、副腎疲労の改善にも有効です。
  • 食事の回数や量を調整する。一度に大量に食べると、血糖値が急上昇するので、少量をこまめに食べるようにする。
    また、空腹時間が長くなると、血糖値が低下するので、食事の間隔は34時間以内にする。特に、朝食は、一日の血糖値の安定に重要なので、必ず摂るようにする。

 

 

 

**ストレスを減らす**

 

ストレスは、副腎に負担をかけて、コルチゾールの分泌を増やす原因になります。

そのため、ストレスを減らすことで、副腎疲労と低血糖の改善につながります。

 

具体的には、以下のような方法が効果的です。

 

  • 睡眠を十分にとる。

  睡眠は、副腎の回復に必要な時間です。

  睡眠不足は、コルチゾールの分泌を高めて、血糖値の乱れを引き起こします。

  そのため、毎日78時間の睡眠をとるようにしましょう。

  また、睡眠の質を高めるためには、就寝前にリラックスすることが重要です。

  就寝前には、スマホやテレビなどの刺激的なものを避けて、読書や瞑想(めいそ
  う)などのリラックスできることをする。また、暗くて静かで快適な寝室を作 
  ることも大切です。

  • 適度な運動をする。
    運動は、ストレスを発散させて、コルチゾールの分泌を抑える効果があります。しかし、過度な運動は、逆に副腎に負担をかけて、コルチゾールの分泌を増やすことになります。そのため、運動の強度や時間を自分の体調に合わせて調整することが重要です。一般的には、週に
    34回、3060分程度の有酸素運動がおすすめです。

 

  • ポジティブな考え方をする。
    ストレスは、主に心の問題です。つまり、同じ状況でも、受け取り方によってストレスの感じ方が変わります。そのため、ポジティブな考え方をすることで、ストレスを減らすことができます。具体的には、以下のような方法が効果的です。

 

  • 自分に優しくする。
    自分に過度な期待や責任を押し付けると、ストレスが増えます。そのため、自分の能力や状況を客観的に見て、無理のない目標を立てることが重要です。また、自分の長所や成功を認めて、自信を持つことも大切です。

 

  • 問題を分析して解決する。
    ストレスの原因を特定して、それを解決するための具体的な行動を考えることで、ストレスを減らすことができます。

 

 

 

 

 

**副腎サポートサプリメントを摂取する**

 

副腎疲労と低血糖の改善には、副腎の機能をサポートする栄養素が必要です。

 

しかし、食事だけでは、十分な量を摂取することが難しい場合があります。

 

そのため、副腎サポートサプリメントを摂取することで、副腎疲労と低血糖の改善に役立つことがあります。

 

副腎サポートサプリメントには、以下のようなものがあります。

 

  • **ビタミンC**
    ビタミンCは、副腎のホルモンの合成に必要な栄養素です。また、抗酸化作用や免疫力の向上など、ストレスに対抗する効果もあります。
    一日に5001000mg程度のビタミンCを摂取することがおすすめです。

 

  • **ビタミンB**
    ビタミンB群は、エネルギーの生成や神経系の機能に必要な栄養素です。

  特に、ビタミンB5は、コルチゾールの合成に必要な栄養素です。

  一日に50100mg程度のビタミンB5を摂取することがおすすめです。

 

  • **マグネシウム**
    マグネシウムは、筋肉や神経の緊張を緩和し、リラックス効果をもたらす栄養素です。また、インスリンの働きを助けて、血糖値の安定にも役立ちます。

  一日に300400mg程度のマグネシウムを摂取することがおすすめです。

 

  • **亜鉛**
    亜鉛は、副腎のホルモンの合成や免疫力の向上に必要な栄養素です。

  一日に1530mg程度の亜鉛を摂取することがおすすめです。

 

  • **アシュワガンダ**
    アシュワガンダは、インドの伝統医学であるアーユルヴェーダで用いられるハーブです。アシュワガンダは、副腎の機能をサポートし、コルチゾールの分泌を抑える効果があります。

  一日に300500mg程度のアシュワガンダを摂取することがおすすめです。

 

 

副腎疲労と低血糖は、あなたの体調や生活の質に大きな影響を与えることがあります。

 

しかし、上記のような方法を実践することで、副腎疲労と低血糖を改善することができます。

 

 

副腎疲労を放っておくと起こること

 

副腎疲労と低血糖を改善しないと、以下のような悪影響が起こる可能性があります。

 

**免疫力の低下**
 
コルチゾールは、免疫系の働きを抑制する効果があります。

 そのため、副腎疲労と低血糖が続くと、感染症やアレルギーなどの免疫関連の病気にかか

 りやすくなります。

 

**炎症の増加**

 コルチゾールは、炎症を抑える効果もあります。しかし、副腎疲労と低血糖が続くと、コ

 ルチゾールの分泌が低下し、炎症が増加することがあります。

 炎症は、慢性的な痛みや疲労、心血管疾患や糖尿病などの生活習慣病の原因になることが

 あります。

 

**うつ病や不安障害の発症**

 コルチゾールは、セロトニンやドーパミンなどの神経伝達物質の分泌を減らす効果があり

 ます。

 そのため、副腎疲労と低血糖が続くと、うつ病や不安障害などの精神的な病気にかかりや

 すくなります。

 

以上が、副腎疲労と低血糖についてのブログ記事です。

 

この記事が、あなたの健康に役立つことを願っています。

 

もし、副腎疲労と低血糖に関する質問やコメントがあれば、お気軽にお寄せください。

 

お気軽にご予約・お問合せください

お電話でのご予約・お問合せはこちら

『鍼灸師かわなみこうき』のホームページを
見たとお伝えください。
 
03-6273-2209
受付時間
11:00~19:00
診療日
月曜日、水曜日、木曜日、土曜日

お気軽にご予約・お問合せください

お電話でのご予約・お問合せ
『鍼灸師かわなみこうき』の
ホームページを
見たとお伝えください。

03-6273-2209

フォームでのご予約・お問合せ・相談予約は24時間受け付けております。お気軽にご連絡ください。

新着情報

2024年1月19日

ストレスと免疫力:ビタミンCが果たす役割と風邪予防へのアプローチ

2024年1月13日

不眠の原因は夜間低血糖かも!

2024年1月12日

タンパク質の役割と必要量を知ろう!

2024年1月10日

中性脂肪が少ないと疲労が強くなる?理由と対策

2023年12月21日

副腎疲労と低血糖:原因、症状、そして改善策

鍼灸師 かわなみこうき
(新宿漢方クリニック)

住所

〒160-0022 
東京都新宿区新宿1-29-8
公衛ビル3階

アクセス

新宿御苑前駅から徒歩5分
コインパーキング有

受付時間

11:00~19:00

診療日

月曜日、水曜日、木曜日、
土曜日