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眼の奥の痛みはただの頭痛ではありません。

それは、あなたの体があなたに何かを伝えようとしているサインかもしれません。
東洋医学の視点から見ると、それは「肝」の不調が原因かもしれません。

この記事では、肝の役割、その不調が引き起こす眼の奥の頭痛、そしてそれを鍼灸を用いてどのように予防し、軽減するかについてお話しします。

健康な毎日を送るための知識を得て、あなたの体と心のバランスを整えましょう。

**肝とは何か?**

 

東洋医学において、肝は体内の気の流れを司る重要な部分です。

 

肝の機能が正常であれば、気の流れはスムーズで、身体と心はバランスの取れた状態を保ちます。

 

しかし、肝の機能が乱れると、気の流れが滞り、様々な不調が現れるとされています。

 

 

 

 

 

 

**気とは何か?**

 

「気」とは、東洋医学における最も基本的な概念の一つで、生命活動の根源とされるエネルギーのことを指します。

 

この「気」は、身体の中を流れる生命力であり、私たちの健康や活動に必要不可欠なものです。

 

例えば、川の流れを考えてみましょう。

 

川の水がスムーズに流れているとき、川は生き生きとしており、魚や植物などの生態系も豊かです。

 

しかし、川が詰まったり、流れが弱まったりすると、水質が悪化し、生態系にも悪影響を及ぼします。

 

同様に、「気」が体内をスムーズに流れているときは、私たちは健康で活力に満ちています。

 

しかし、「気」の流れが滞ったり、不足したりすると、体調不良や病気が発生しやすくなります。

 

東洋医学では、この「気」のバランスを整えることで、健康を維持し、病気を予防することができると考えられています。

 

鍼灸施術は、「気」の流れを改善し、バランスを取り戻すための方法として用いられます。

 

「気」は目に見えないものですが、私たちの体調や気分に大きく影響を与える重要な要素です。

 

 

 

 

 

 

**肝の不調が引き起こす眼の奥の頭痛**

 

肝の不調は、ストレスや不規則な生活、過度な労働などによって引き起こされることが多いです。

 

これらの状況は、肝の気の流れを阻害し、結果として眼の奥に痛みを感じる頭痛を引き起こすことがあります

 

 

東洋医学では、肝と眼は非常に密接な関係にあるとされています。

 

肝は体内の気の流れを調節し、血液を貯蔵し、目に栄養を供給する役割を持っています。

 

肝の気が滞ると、この栄養供給が不十分になり、眼の奥の痛みや視力の低下、目の疲れなどの症状が現れると考えられています。

 

 

具体的には、肝の気が滞ることで、以下のような影響が眼に及ぶとされています:

 

1. 気の流れの滞り:

 肝は気の流れを調節する役割を持ちます。気が滞ると、目の機能に影響を及ぼし、眼の奥の痛みを引き起こす可能性があります。

 

2. 血液の流れの滞り: 

肝は血液を蓄え、全身に分配する役割も担っています。肝の機能が低下すると、目に十分な血液が供給されず、眼の奥の痛みや他の視覚障害を引き起こすことがあります。

 

3. 感情のバランスの乱れ: 

東洋医学では、肝は感情と深く関連しているとされ、特に怒りやストレスなどの感情は肝と関連しています。これらの感情が過剰になると、肝の気の滞りを引き起こし、結果として眼の奥の痛みを感じることがあります。

 

 

これらの理由から、肝の気が滞ると眼の奥の痛みを感じることがあると東洋医学では解釈されています。

 

したがって、肝の機能を整えることは、眼の健康を保つためにも眼の奥の痛みを軽減するのにも重要です。

 

 

 

 

 

 

 

**肝の気が滞ると現れる症状**

 

肝の気が滞ると、以下のような様々な症状が現れることがあります。

 

これらは身体だけでなく、精神面にも影響を及ぼすため、注意が必要です。

 

1. 不安や憂うつ感、イライラ、怒りっぽい: 

気の流れが滞ると、感情のバランスが崩れ、ストレスによってこれらの症状が現れます。

 

2. 胃やおなかが張り、ゲップやガスが多い: 

食生活の乱れやストレスにより、脾胃の気のバランスが崩れると、これらの症状が出ます。

 

3. 月経不順、月経前に乳房や下腹部が張って痛い: 

女性において、気滞は月経周期の乱れや痛みを引き起こすことがあります。

 

4. 肩が張って凝りやすい、頭や首の両側が痛くなりやすい: 

肝の経絡が走る部位に症状が出やすくなります。

 

5. ため息をつく: 

気の流れが悪くなると、本能的に気を流そうとしてため息が出やすくなります。

 

6. のどにものが詰まったような感じがする: 

「梅核気」と呼ばれる症状で、不快感や異物感があります。

 

7. 下痢と便秘を交互に繰り返す: 

肝と脾胃の働きが低下すると、このような症状が現れます。

 

8. 不眠、眠れない、嫌な夢をよく見る: 

気滞によって心神が乱れ、睡眠のトラブルが起こります。

 

 

 

 

 

 

 

**予防と対策**

 

肝の機能を整えることで、眼の奥の頭痛を予防し、軽減することが可能です。

 

具体的には、以下のような方法があります。

 

1. 規則正しい生活を心がける: 

十分な睡眠とバランスの取れた食事は、肝の機能をサポートします。

 

2. ストレス管理: 

リラクゼーション技術や趣味などを通じてストレスを管理することが重要です。

 

3. 適度な運動: 

身体を動かすことで気の流れを良くし、肝の機能を高めることができます。

 

 

 

4. 鍼灸施術: 

 

鍼灸は肝の機能を整え、眼の奥の頭痛を予防し軽減するための有効な方法とされています。

特定のツボに鍼を施すことで、気の流れを改善し、肝の機能をサポートすることができます。

 

例えば、眼の奥の頭痛には「太衝」「足臨泣」というツボが用いられ、これらは足に位置しています。

これらのツボを刺激することで、肝の気の流れを改善し、眼の奥の頭痛を軽減する効果が期待できます。

 

また、首の後ろにある「風池」という経穴は、鍼をすることで眼に良く効き、眼の奥の痛みを引き起こすトリガーポイントである後頭下筋群に効果的です。

 

鍼灸施術は、自律神経のバランスを整えることにも寄与し、目の疲れだけでなく全身の症状も改善される可能性があります。

 

気の流れがスムーズになり肝の働きが整うことで、眼の奥の頭痛の予防や軽減につながるとされています。

 

 

 

5. 食事管理: 

 

東洋医学において、肝の機能を整える食事法は、体と心のバランスを考慮したものです。

肝の気を滞らせず、スムーズに流れを保つためには、以下のような食事のポイントが挙げられます。

 

1. 酸味のある食べ物: 

酸味は肝の気を動かすとされており、レモンや梅、酢などが有効です。

 

2. 香り高い食材: 

柑橘類などの香り高い食べ物は気の巡りを改善するとされています

 

3. アブラナ科の野菜: 

ケール・キャベツ・芽キャベツ・ブロッコリー・カリフラワー・白菜・水菜・小松菜・からし菜・ルッコラ・ワサビ・大根・カブ・チンゲン菜・ターサイ・菜の花・高菜・クレソンなどのアブラナ科の野菜には肝を強化する効果があるとされています。

 

4. 動物性タンパク質と鉄分: 

肝の機能をサポートするためには、適量の動物性タンパク質と鉄分が必要です。

 

 

 

これらのポイントを意識することで、肝の機能を整え、眼の奥の頭痛を予防し、軽減することが期待できます。

 

日々の食生活にこれらを取り入れて、健康な肝を維持しましょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

**放っておくとどうなる?**

 

肝の不調を放置すると、眼の奥の頭痛だけでなく、イライラや不眠、消化不良など、さまざまな問題が生じる可能性があります。

 

これらは日常生活に大きな影響を及ぼすため、早めの対策が推奨されます。

 

この記事を通じて、眼の奥の頭痛の原因とその予防法について理解を深め、日常生活の質を向上させる助けとなれば幸いです。

 

健康な毎日を送るために、肝のケアを意識してみてください。

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