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睡眠は私たちの生活の質を左右する重要な要素です。

 

しかし、現代社会では睡眠障害に悩む人が増えています。

 

そんな中、古代から伝わる東洋医学の一つ、「お灸」が注目されています。

 

この記事では、お灸がどのようにして私たちの睡眠の質を向上させるのか、その秘密をご紹介します。

お灸とは何か?

 

お灸は、特定の体のポイントに温熱刺激を与えることで、体のバランスを整える東洋医学の施術法です。

 

これは、体の「気」の流れを調整し、身体全体の機能を促進することを目的としています。

 

 

 

 

 

お灸の効果

  1. 血行促進: お灸は血液の循環を改善し、体内の酸素や栄養素の供給を促進します。
  2. 自然治癒力の向上: お灸は免疫系を刺激し、自然治癒力を高めます。
  3. 痛みの緩和: 筋肉や関節の痛みを和らげる効果があります。
  4. ストレス軽減: お灸を行うことでリラックス効果があり、ストレスを軽減します。
  5. 自律神経の調整:リラックス状態になることで、交感神経が静まり、副交感神経が活発に働き始めます。

 

 

 

 

 

お灸の種類

 

【透熱灸(とうねつきゅう)】

透熱灸は、米粒ほどの小さなお灸を肌に直接のせて燃え尽きる寸前を見計らって指でつまんで消火します。

熱さは瞬間的でチクッとする程度です。鍼で刺された時の感覚ににています。

透熱灸は、皮膚の一点に集中して深部まで熱を加えることで、体が防御反応を起こし、免疫力を高めます。

基本的には、もぐさをひねって作るプロの技術です。

 

 

【台座灸(だいざきゅう)】

台座にシールがついたものです。

初めての方でも簡単に使えるのが特徴です。ご家庭で使っていただけるものです。

台座灸は、免疫力向上やリラックス効果など、さまざまな健康効果が期待できます。

 

台座灸は火が直接肌に触れないため、火傷のリスクが低いです。

台座灸にはさまざまな種類があり、煙が出ないものやアロマの香りがするものなど、好みに合わせて選べます。

 

 

【生姜灸(しょうがきゅう)】

生姜灸は、生姜のスライスを使い、その上にもぐさを置いて火をつける方法です。

生姜には温熱効果があり、血行を促進し、体を温める効果が期待できます。

また、生姜に含まれるジンゲロールなどの成分には抗炎症作用があり、リウマチや関節痛の緩和に役立つとされています。

 

 

【ニンニク灸(にんにくきゅう)】

ニンニク灸は、ニンニクのスライスを使用し、同様にもぐさを置いて火をつけます。

ニンニクには強い殺菌作用があり、体を温める効果も期待できます。

また、ニンニクに含まれるアリシンなどの成分は免疫力を高める効果があるため、風邪の予防や体力の回復に有効です。

 

 

【塩灸(しおきゅう)】

塩灸は、竹の筒に塩を詰めた上でお灸を燃やす方法です。

塩が温熱を和らげ、体内の余分な湿気を取り除くとされています。特に胃腸の不調に効果的と言われています。

 

 

【棒温灸(ぼうおんきゅう)】

棒温灸は、棒状のもぐさに火をつけて、ツボにかざして温める方法です。

広範囲を温めることができ、リラックス効果が高いとされています。

 

 

これらのお灸は、それぞれ特有の特徴を持ち、用途に応じて選択されます。

 

お灸の種類によって、温度や煙の量、施術のしやすさが異なるため、自分の状態や目的に合ったものを選ぶことが大切です。

 

 

 

 

 

お灸が睡眠に与える影響

 

お灸は、リラックス効果をもたらし、ストレスや不安を軽減することが知られています。

 

ストレスや不安などの感情は、しばしば睡眠の質を低下させる主な原因です。

 

お灸による温熱刺激は、体内の血流を改善し、リラックスを促すホルモンの分泌を促します。

 

これにより、より深い睡眠が促され、睡眠の質が向上します。

 

 

お灸が睡眠障害に効果的な理由は、東洋医学の基本的な理念に根ざしています。

 

東洋医学では、体内のエネルギーの流れ、すなわち「気」のバランスが健康の鍵とされています。

 

睡眠障害は、この「気」の流れが滞ったり、陰陽のバランスが崩れたりすることで起こると考えられています。

 

【陰陽と睡眠】

東洋医学では、陰陽のバランスが日々の生活リズム、特に睡眠に深く関わっています。

夜は陰の時間とされ、体と心が休息し、再生する時間です。

しかし、ストレスや不規則な生活などにより、陽のエネルギーが過剰になると、本来陰が支配するべき夜間にも陽が活発になり、睡眠が妨げられます。

 

 

【気の流れとお灸

お灸は、体の特定のポイント、つまりツボに温熱刺激を与えることで、「気」の流れを改善します。

この刺激により、体内の陰陽バランスが整い、自然な睡眠リズムが促されるのです。

また、お灸による温熱は血行を促進し、リラックス効果をもたらすことで、心身の緊張を解きほぐし、睡眠の質を向上させるとされています。

 

 

【自律神経とお灸】

睡眠は自律神経の働きにも影響されます。

お灸は、交感神経の活動を抑え、副交感神経を優位にすることで、リラックス状態を促進し、睡眠を誘います。

この自律神経のバランス調整が、睡眠障害の改善につながるのです。

 

 

以上のように、お灸は体の自然なバランスを取り戻し、心身のリラックスを促進することで、睡眠障害に効果的な施術法となります。

 

 

 

 

睡眠不足の問題

 

睡眠不足は、

・集中力の低下

・記憶力の問題

・気分の変動など

多くの健康問題を引き起こす可能性があります。

 

長期的には、心臓病や糖尿病などの深刻な健康問題のリスクも高まります。

 

 

 

 

お灸による睡眠改善の方法

 

睡眠を促進するためには、「心」「脾」「腎」の経絡に焦点を当てることが推奨されます。

 

これらの経絡上のツボを温めることで、心身のリラックスを促し、睡眠の質を高めることができます。

 

 

お灸で睡眠の質を向上させるためには、特定のツボを刺激することが重要です。

以下に、睡眠改善に役立ついくつかのツボを紹介します。

 

【三陰交(さんいんこう)】

三陰交は、足の内側にあります。具体的には、足首の内くるぶしから指三本分膝に向かった位置にあります。

「三陰」は、腎、肝、脾の三つの臓器を指します。そして、「交」は交差するという意味です。三陰交は、これらの臓器のエネルギーが交差する場所とされています。三陰交はストレスや不安を軽減し、心の穏やかさをサポートします。

 

 

【内関(ないかん)】

手首から指三本分肘に向かったところにある内関は、心の穏やかさを支えるツボとして知られています。

ストレスや不安を軽減し、心身のリラックスを促す効果があります。

 

 

【失眠(しつみん)】

失眠は、かかとの真ん中に位置するツボで、お灸が特に効果的とされています。

皮膚が厚いため、少し熱めのお灸でも安全に刺激を与えることができます。

 

 

【百会(ひゃくえ)】

頭のツボである百会は、リラックス効果が高く、安眠に役立つとされています。

頭頂部の中心に位置し、お灸やマッサージで刺激することで、心地よい眠りへと導かれます。

 

 

【安眠(あんみん)】

耳の後ろのくぼみから指の横幅二本分横にずらした場所にある安眠は、入眠を助けるツボです。

このツボを押すことで、より深いリラクゼーションが得られます。

 

これらのツボは、お灸による温熱刺激を通じて、睡眠の質を向上させるのに役立ちます。

 

 

 

お灸は、古代から伝わる自然治癒法であり、その効果は現代の科学でも証明されています。

 

特に、睡眠の質を向上させる効果は、睡眠障害に悩む多くの人々にとって希望の光となります。

 

お灸は、自分自身の体と心に対する理解を深め、自然なリズムとバランスを取り戻す手段を提供します。

 

これらのツボを試してみることで、より良い睡眠を得るための新たな道が開かれるかもしれません。

 

しかし、自己診断やご自宅でのお灸には限界があります。

 

お灸を始める前には、必ず専門家に相談してください。

 

健康的な生活を送るための助けとなることを願っています。

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