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こんにちは、健康に関心がある皆さん!

 

「最近、うんちが細くなった?」そんな悩みを抱えている方、実はそれ、東洋医学でいう『気虚』のサインかもしれません。

 

今日は、うんちが細いという症状と気虚の関係について詳しくお話しします

気虚とは?

 

まず、「気虚」という言葉を初めて聞く方も多いと思います。

気虚とは、東洋医学でいう「気」(エネルギー)が不足している状態を指します。

 

例えば、スマホのバッテリーが少なくなると、動作が遅くなったり、アプリがクラッシュしたりしますよね。

それと同じように、体のエネルギーが不足すると、さまざまな不調が現れます。

 

気は、私たちの体を動かすエネルギー源であり、健康を保つために非常に重要です。

 

 

 

 

うんちが細くなる原因とエネルギー不足の関係

 

1. 消化器系の働き

消化器系は、食べ物を消化し、栄養を吸収する役割を持っています。

エネルギーが十分にあると、消化器系は正常に働き、食べ物を効率よく消化・吸収します。

 

2. エネルギー不足が消化器系に与える影響

エネルギーが不足すると、消化器系の働きが弱まります。

具体的には、以下のような影響があります:

  • 腸の動きが鈍くなる:腸の筋肉が十分に動かなくなり、便をスムーズに排出できなくなります。
  • 消化力の低下:食べ物を十分に消化できず、便が固くなったり、細くなったりします。

 

3. 便が細くなる理由

エネルギー不足により腸の動きが鈍くなると、便が腸内でスムーズに移動できなくなります。

その結果、便が細くなることがあります。

これは、腸の筋肉が十分に収縮しないため、便が細長くなるからです。

 

このように、エネルギー不足が消化器系の働きを弱めることで、便が細くなることがあります。

 

 

 

 

 

気虚で起きる問題

 

気虚の症状は多岐にわたりますが、主なものをいくつか挙げてみますね。

 

1. 疲れやすい:

エネルギーが不足しているため、日常生活で疲れやすくなります。「最近、何をしても疲れが取れない」と感じていませんか?

 

2. 息切れ:

少し動いただけで息切れしやすくなります。階段を上るだけで息が切れることはありませんか?

 

3. 免疫力の低下:

風邪を引きやすく、治りにくいことがあります。「最近、風邪を引きやすくなった」と感じていませんか?

 

4. 集中力の低下:

集中力が持続せず、仕事や勉強に支障をきたすことがあります。「どうも集中できない」と感じることはありませんか?

 

5. 消化不良:

胃もたれや食欲不振、軟便や下痢などの消化器系の問題が起こりやすいです。「食事の後に胃が重く感じる」といったことはありませんか?

 

6. 冷え性:

手足が冷えやすく、特に冬場に症状が悪化することがあります。「手足が冷たくて困る」と感じることはありませんか?

 

7. むくみ:

体内の水分代謝が悪くなり、むくみが生じやすくなります。「朝起きると顔がむくんでいる」と感じることはありませんか?

 

 

これらの症状が複数当てはまる場合、気虚の可能性が考えられます。

 

 

 

 

 

気を強める効果的な方法

 

では、どうすれば気を強めることができるのでしょうか?

以下の方法を試してみてください:

 

1. バランスの取れた食事:

栄養バランスの良い食事を心がけましょう。

特に、エネルギーを補う食材(例えば、玄米や豆類)を積極的に摂取しましょう。

 

2. 適度な運動:

軽い運動を日常に取り入れることで、気の流れを良くすることができます。

 

3. 十分な休息:

しっかりと休息を取ることで、体のエネルギーを回復させましょう。

 

4. ストレス管理:

ストレスは気を消耗させる原因となります。リラックスする時間を持つことが大切です。

 

 

 

 

 

 

摂るべき食材

「気虚を改善するために積極的に摂りたい食材」

 

主食類

・うるち米・もち米・じゃがいも・山芋・里芋・さつまいも・オートミール・雑穀類・豆類・納豆

 

野菜類

・かぼちゃ・アスパラガス・かぶ・にんにくの茎・モロヘイヤ・アボカド・ココナッツ・きのこ類

 

果物

・なつめ・ぶどう・さくらんぼ・カカオ・パイナップル

 

魚介類

・いわし・うなぎ・かたくちいわし・かつお・鮭・さば・さわら・たこ・たら・にしん・ひらめ・ぶり・まぐろ

 

肉類

・烏骨鶏・牛肉・牛すじ・鶏肉・羊肉・豚肉

 

その他

・うずら卵・酒粕・水飴・味噌・甘酒・米麹・ココア

 

これらの食材は、体のエネルギーを補い、気虚の症状を改善するのに役立ちます。

また、胃腸の働きを助ける食材や体を温める食材も取り入れるとさらに効果的です。

 

 

 

 

避けるべき食材

「気虚を悪化させる可能性がある避けるべき食材」

 

冷たい飲食物

  • アイスクリーム
  • 冷たいジュース
  • 冷たいサラダ
  • 冷たい水や氷

 

油っぽい食べ物

  • 揚げ物(フライドポテト、唐揚げなど)
  • 高脂肪の肉(ベーコン、ソーセージなど)
  • バターやラードを多く使った料理

 

辛い食べ物

  • 唐辛子
  • 辛いカレー
  • 辛味調味料(タバスコ、チリソースなど)

 

生もの

  • 刺身
  • 生野菜(特に冷たいサラダ)

 

消化に悪い食べ物

  • ファストフード
  • 加工食品(スナック菓子、インスタント食品など)
  • 高糖質の食べ物(ケーキ、クッキーなど)

 

その他

  • アルコール
  • カフェイン(コーヒー、エナジードリンクなど)

 

これらの食べ物は、消化器系に負担をかけ、気虚の症状を悪化させる可能性があります。

特に冷たい飲食物は、体を冷やし、消化機能を低下させるため、避けるようにしましょう。

 

 

 

 

 

気虚に効果的な鍼灸施術

気虚の症状を改善するための鍼灸施術についてお話しします。

鍼灸は、体のエネルギーを整え、気の流れを良くすることで、さまざまな不調を改善する効果があります。

 

 

・気虚に効果的なツボ

気虚の改善に役立つツボをいくつかご紹介します。

これらのツボを刺激することで、体のエネルギーを補い、気の流れを整えることができます。

 

  1. 足三里(あしさんり)
    • 場所:膝の外側のくぼみから指4本分下
    • 効果:消化機能を活性化し、全身のエネルギーを補います。疲労回復や免疫力向上にも効果的です。
       
  2. 中脘(ちゅうかん)
    • 場所:おへそとみぞおちのちょうど真ん中
    • 効果:胃腸の働きを助け、消化不良や食欲不振を改善します。気の不足による症状全般に効果があります。
       
  3. 気海(きかい)
    • 場所:おへその中央から指2本分下
    • 効果:体全体のエネルギーを補い、疲労感やだるさを改善します。
       
  4. 関元(かんげん)
    • 場所:おへその中央から指4本分下
    • 効果:気を補い、体のエネルギーを強化します。特に疲労感や冷え性に効果的です。
       
  5. 太白(たいはく)
    • 場所:足の内側、親指の関節の根本。足の甲と裏の境目になる部分。
    • 効果:脾の働きを整え、消化不良や下痢、腹痛などの胃腸疾患を緩和します。
       
  6. 脾兪(ひゆ)
    • 場所:背中の上部、第11胸椎と第12胸椎の間の高さで後正中線から約4.5cm外側。
    • 効果:消化器系の働きを高め、下痢や嘔吐、胃もたれ、食欲不振などに効果があります。

 

 

・鍼灸施術の流れ

  1. 健康状態のヒアリング
    • まずは、患者さんの体調や症状について詳しくお聞きします。これにより、個々の状態に合わせた施術計画を立てます。
  2. ツボの選定
    • 気虚の症状に合わせて、効果的なツボを選びます。上記のツボを中心に、必要に応じて他のツボも組み合わせます。
  3. 鍼施術
    • 選定したツボに鍼を刺し、気の流れを整えます。鍼は非常に細く、痛みはほとんど感じません。
  4. お灸施術
    • 鍼と併用して、お灸を使うこともあります。お灸は、ツボを温めることで気の流れを促進し、エネルギーを補います。
  5. アフターケア
    • 施術後は、体調の変化や改善点を確認し、必要に応じて生活習慣のアドバイスを行います。
    •  

 

鍼灸施術は、気虚の症状を改善するための効果的な方法です。

気虚に悩んでいる方は、ぜひ鍼灸施術を試してみてください。

 

 

 

 

 

まとめ

 

うんちが細いという症状は、気虚のサインかもしれません。

気虚は、体のエネルギー不足が原因で起こるため、日常生活での疲れやすさや免疫力の低下など、さまざまな問題を引き起こします。

 

バランスの取れた食事や適度な運動、十分な休息を心がけることで、気を強めることができます。

 

健康を保つために、日々の生活習慣を見直してみましょう!

 

もし、気虚の症状に心当たりがある方は、ぜひ鍼灸施術も検討してみてください。

 

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