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現代の生活で、突然の体調不良や原因不明のアレルギー反応に悩まされることはありませんか?

あなたが「何かがおかしい」と感じるとき、それはヒスタミン不耐性が原因かもしれません。

 

ヒスタミンは私たちの体内で重要な役割を果たしますが、そのバランスが崩れると、思いもよらない健康問題を引き起こすことがあります。

 

本記事では、ヒスタミンとその不耐性について詳しく解説し、症状の把握と管理方法、そして鍼灸などの治療法までを網羅します。

健康管理の新たな一歩を踏み出すために、ぜひご一読ください。

ヒスタミンとは?

ヒスタミンは、私たちの体内で自然に生成される化学物質で、免疫反応や消化、神経伝達に関与しています。

 

ヒスタミンは二面性を持つ物質です。

適量であれば健康維持に重要な役割を果たしますが、過剰になると問題を引き起こすことがあります。

 

適量のヒスタミンが体内にある方が良い理由

  1. 免疫機能の調整: ヒスタミンは免疫細胞を活性化し、感染に対する防御を強化します。
  2. 消化促進: 胃酸の分泌を促進し、食物の消化を助けます。
  3. 神経伝達: ヒスタミンは脳内での神経伝達に関与し、覚醒や注意の維持に寄与します。

 

ヒスタミンの有害な側面

  1. アレルギー反応:
    ヒスタミンが過剰に放出されると、アレルギー反応を引き起こします。これは、かゆみ、腫れ、発疹、鼻水、くしゃみなどの症状を引き起こします。
  2. アナフィラキシー:
    極端な場合、ヒスタミンの大量放出がアナフィラキシー(急性アレルギー反応)を引き起こし、生命を脅かすことがあります。

 

つまり、ヒスタミンは適切なバランスが重要です。

適量が維持されている場合、その利点を享受できますが、過剰になると有害な反応を引き起こす可能性があります。

 

 

 

ヒスタミン不耐性とは?

ヒスタミン不耐性とは、体内でヒスタミンを適切に分解できない状態を指します。

これにより、ヒスタミンが過剰に蓄積され、さまざまな不快な症状を引き起こします。

 

ダイアミンオキシダーゼ(DAO)は、体内でヒスタミンを分解するための重要な酵素です。ヒスタミンは食べ物を消化するのに必要なホルモンで、過剰になるとアレルギーや炎症を引き起こすことがあります。

 

DAOは、ヒスタミンを分解して無害な物質に変える働きをします。

具体的には、ヒスタミンをアミン(アンモニア)とアルデヒドに分解します。

 

 

 

ヒスタミン不耐性の症状

ヒスタミン不耐性の症状は多岐にわたり、以下のようなものがあります:

  1. 鼻炎(鼻詰まり、くしゃみ、鼻水)
  2. 目のかゆみ(涙目、目の痛み、充血)
  3. 皮膚症状(蕁麻疹、湿疹、かゆみ、紅潮)
  4. 消化器症状(腹痛、下痢、便秘、腹部膨満感、吐き気、嘔吐)
  5. 頭痛(片頭痛を含む)やぼんやり感
  6. めまい
  7. 動悸(頻脈)や息切れ
  8. 低血圧
  9. 疲労感や倦怠感
  10. 筋力低下
  11. 不安感(パニック発作を含む)
  12. 睡眠障害
  13. 関節痛
  14. 逆流性食道炎(呑酸)
  15. 呼吸困難(喘息症状)
  16. 喉のかゆみや痛み

 

関連する病名

  1. セリアック病
  2. 関節リウマチ
  3. 多発性硬化症
  4. 全身性エリテマトーデス(SLE)
  5. 橋本病

 

 

 

ヒスタミン不耐性を疑うべき人

以下のような状況に該当する場合、ヒスタミン不耐性を疑ってみる価値があります:

  • 特定の食品(チーズ、ワイン、発酵食品など)を摂取した後に体調不良を感じる
  • アレルギー検査で異常がないのにアレルギー様の症状が続く
  • 複数の医師に相談しても原因不明の体調不良が続く

 

 

 

ヒスタミン不耐性を抑える方法

ヒスタミン不耐性を管理するための方法はいくつかあります:

  1. 低ヒスタミン食の実践
    ヒスタミン含有量の少ない食品を選び、発酵食品や保存料の多い食品を避ける。
  2. DAOサプリメントの摂取
    不足している酵素を補うためのサプリメントを使用する。
  3. ストレス管理
    ストレスはヒスタミンの分解を妨げるため、リラクゼーションや適度な運動を取り入れる。

 

 

 

ヒスタミン不耐性と鍼灸の可能性

鍼灸は、ヒスタミン不耐性の症状を緩和するための補助的な治療法として有効である可能性があります。

鍼灸は、体のエネルギーのバランスを整え、免疫機能を調整することで、アレルギー症状や不耐性による不快な症状を軽減する効果が期待されています。

 

具体的には、鍼灸は以下のような方法でヒスタミン不耐性の症状にアプローチします:

  • 経穴(ツボ)への刺激
    特定の経穴を刺激することで、体内のエネルギーの流れを改善し、免疫系のバランスを整えます。これにより、ヒスタミンの過剰反応を抑える効果が期待されます。
  • 炎症の軽減
    鍼灸は炎症を抑える効果があり、これがヒスタミン不耐性による症状の緩和に寄与します。
  • ストレスの軽減
    ストレスはヒスタミンの分解を妨げる要因の一つです。鍼灸はリラクゼーション効果があり、ストレスを軽減することで間接的にヒスタミン不耐性の症状を改善する助けとなります。

 

 

ヒスタミン不耐性の根本的な改善を目指すのであれば、鍼灸にプラスして食事の改善が必要なことを理解しておくことが重要です。

 

鍼灸に興味がある場合は、信頼できる鍼灸師に相談し、自分の症状に合った治療計画を立ててもらうと良いでしょう。

 

 

まとめ

ヒスタミン不耐性は、体内でヒスタミンを適切に処理できないことによって引き起こされる症状の集合体です。

特定の食品や状況で体調不良を感じる場合は、ヒスタミン不耐性を疑ってみると良いでしょう。

適切な食事管理やサプリメントの使用で、症状を軽減することが可能です。

 

健康に関心がある方は、ぜひ一度ヒスタミン不耐性について考えてみてください。

体調不良の原因がわかることで、より健康的な生活を送る手助けになるかもしれません。

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