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「人よりも食べてないのに、なぜか痩せない…」「いつも疲れているし、体もだるい…」

 

もしあなたがそんな悩みを抱えているなら、それはあなたの体がSOSを出しているサインかもしれません。

 

一生懸命食事を制限しているのに結果が出ないと、がっかりしますよね。

 

しかし、その“頑張り”が、実はあなたの体を「飢餓状態」と認識させ、かえって痩せにくい体質にしてしまっている可能性があるんです。

 

今回は、長期間のアンダーカロリーがなぜ痩せない体と疲労感につながるのか、そしてそこから抜け出すための方法をお伝えします。

あなたの体は今、「飢餓モード」かもしれません

 

私たちは、食事から摂るカロリーを活動のエネルギー源としています。

 

しかし、長期間にわたって必要なカロリーを下回り続けると、体は「エネルギーが足りない!」と判断し、生存のためにさまざまな変化を起こします。

 

これが、いわゆる「飢餓モード」です。

 

このモードに入ると、体は消費エネルギーをできるだけ抑えようとします。

まるで、節約モードに入った家電のように、あらゆる機能をセーブし始めるのです。

 

具体的には、次のような変化が体の中で起こります。

・基礎代謝の低下: 

体が生命維持のために最低限必要なエネルギー(基礎代謝)を抑え、消費カロリーを減らそうとします。これにより、同じ活動量でも消費されるカロリーが少なくなり、痩せにくくなります。

 

・筋肉量の減少: 

筋肉は多くのエネルギーを消費するため、体はエネルギー不足の状態を乗り切るために、筋肉を分解してエネルギーを作り出そうとします。筋肉が減ると基礎代謝がさらに下がり、悪循環に陥ってしまいます。

 

・甲状腺ホルモンの分泌抑制: 

代謝をコントロールする甲状腺ホルモンの分泌が低下し、全身の代謝活動が鈍くなります。これも、体がエネルギー消費を抑えるための反応です。

 

・慢性的な疲労感: 

エネルギー不足は脳や神経系の機能にも影響を与えます。体が常に省エネモードで活動しているため、思考力が低下したり、集中力が続かなかったり、とにかく体がだるく感じられるようになります。

 

 

まさに、あなたの体は「これ以上、エネルギーを減らさないで!」と必死に訴えかけている状態なのです。

 

 

 

 

長引く「飢餓モード」が甲状腺に与える影響

 

この甲状腺ホルモンの分泌抑制が長く続くと、甲状腺ホルモンが出にくい状態が慢性化する可能性があります。

 

体が常に「エネルギー不足だからセーブしよう」と判断し続けるため、代謝を司る甲状腺の働きが鈍ってしまうのです。

 

甲状腺ホルモンが不足した状態が慢性化すると、以下のようなさまざまな影響が出てきます。

 

・慢性的な疲労感と倦怠感: 

エネルギー不足は脳や神経系の機能にも影響を与えます。体が常に省エネモードで活動しているため、思考力が低下したり、集中力が続かなかったり、とにかく体がだるく感じられるようになります。

 

・体重増加とむくみ: 

代謝が低下するため、消費エネルギーが減り、体重が増えやすくなります。また、体内の水分が貯留しやすくなり、顔や手足がむくむことがあります。

 

・寒がり: 

体温の維持が難しくなり、寒さを感じやすくなります。

 

・皮膚や髪のトラブル: 

新陳代謝の低下により、皮膚が乾燥してカサカサになったり、髪がパサついたり、抜け毛が増えたりします。

 

・精神的な不調: 

気力の低下、集中力の散漫、物忘れ、うつ状態など、精神面にも影響が出ることがあります。

 

 

このような状態は、まるで「低燃費運転」を強制されているようなもの。

健康的に活動するために必要なエネルギーが供給されず、心身ともにパフォーマンスが低下してしまいます。

 

 

 

「アンダーカロリーなのに痩せない」悪循環からの脱却

 

では、この悪循環から抜け出し、体重を増やさずに疲労感を抑えるためにはどうすれば良いのでしょうか?

 

大切なのは、「体に安心感を与えること」です。

 

・十分な栄養摂取: 

極端な食事制限をやめ、必要なカロリーをバランス良く摂ることから始めましょう。特に、筋肉の維持に必要なタンパク質、体の調子を整えるビタミンやミネラルを意識して摂取することが重要です。

   急激に食べる量を増やすのではなく、少しずつ増やしていくのがおすすめです。

体がゆっくりと適応できるようなペースで進めましょう。

 

・質の良い睡眠の確保: 

疲労回復には、何よりも睡眠が不可欠です。毎日7~8時間の質の良い睡眠を目指しましょう。睡眠不足は食欲を増進させるホルモンにも影響を与えるため、ダイエットの妨げにもなります。

 

・ストレスの軽減: 

ストレスもまた、体の飢餓モードを悪化させる要因の一つです。リラックスできる時間を設けたり、趣味に没頭したりして、心身のストレスを軽減することを意識しましょう。

 

・適度な運動(特に筋トレ): 

アンダーカロリーで減ってしまった筋肉を取り戻すために、筋力トレーニングは非常に効果的です。筋肉量が増えれば基礎代謝も上がり、太りにくい体質へと変わっていきます。無理のない範囲で、週に2~3回取り入れてみましょう。

 

 

長期間のアンダーカロリーと疲労感は、あなたの体が懸命にあなたを守ろうとしているサインです。

無理なダイエットは、かえって体を傷つけ、逆効果になることもあります。

 

焦らず、ご自身の体に耳を傾け、必要な栄養と休息を与えてあげましょう。

そうすることで、体は本来の機能を取り戻し、健康的に、そして自然に痩せやすい体質へと変化していくはずです。

 

もし、ご自身の食事や体の状態について不安がある場合は、ぜひ一度ご相談ください。

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