(運営)新宿漢方クリニック:〒160-0022 東京都新宿区新宿1-29-8 公衛ビル3階

受付時間
11:00~20:30
診療日
月曜日、火曜日、水曜日
木曜日、金曜日、土曜日

「朝起きるのがつらい」「なんだかいつも体がだるい」「ストレスがたまりやすい」と感じていませんか? 

 

もしかしたら、それは副腎疲労のサインかもしれません。

副腎疲労とは、ストレスなどによって副腎が疲弊し、様々な不調があらわれる状態を指します。

 

そして、この副腎の働きと深く関わっているのが、私たちの体にとって非常に重要なホルモン、コルチゾールです。

 

コルチゾールって何?なぜ副腎疲労と関係あるの?

 

コルチゾールは、副腎という臓器で作られるステロイドホルモンの一種です。

私たちの体がストレスにうまく適応するために欠かせない役割を担っており、別名「ストレスホルモン」とも呼ばれます。

 

主な働きは以下の通りです。

・血糖値の調整: 血糖値を上げ、エネルギー源を供給します。

・炎症の抑制: 体内の炎症反応を抑えます。

・免疫機能の調整: 免疫システムに影響を与えます。

・血圧の調整: 血圧を適正に保ちます。

 

このように、コルチゾールは私たちが日々の生活を送る上で非常に大切なホルモンです。

 

しかし、慢性的なストレスにさらされ続けると、副腎はコルチゾールを過剰に分泌し続けることになり、やがて疲弊してしまいます。

 

これが副腎疲労です。

 

副腎が疲れてコルチゾールを十分に作れなくなると、上記のようなコルチゾールの働きが低下し、様々な不調として私たちの体に現れるのです。

 

 

 

 

栄養不足が引き起こすコルチゾール合成の壁

 

では、コルチゾールをしっかり作るためにはどうすれば良いのでしょうか? 

質の良い睡眠やストレスマネジメントももちろん大切ですが、見落とされがちなのが「栄養」です。

 

コルチゾールは体内で合成されるホルモンであり、その合成には特定の栄養素が不可欠です。

これらの栄養素が不足すると、せっかく副腎が頑張ろうとしても、材料が足りずにコルチゾールを十分に作ることができません。

 

 

栄養不足が続くと、以下のような問題が起こりやすくなります。

・コルチゾール合成の効率低下: 材料がないので、当然ながらスムーズにホルモンが作れません。

・副腎の機能低下の加速: 栄養が足りないと、副腎そのものも健全な状態を保てません。

・全体的な代謝の乱れ: コルチゾール以外のホルモンや酵素の働きにも影響が出ることがあります。

 

 

 

 

コルチゾール合成に必須の栄養素とは?

 

副腎の健康を保ち、コルチゾールを適切に合成するために、特に意識して摂りたい栄養素は以下の通りです。

 

1. ビタミンC

コルチゾールを合成する際に最も重要な栄養素の一つです。副腎には特に高濃度のビタミンCが存在しており、ストレス時には大量に消費されます。

・多く含む食品: パプリカ、ブロッコリー、いちご、キウイ、柑橘類など

 

2. ビタミンB群(特にB5、B6)

ビタミンB群は、エネルギー代謝や神経機能に深く関わっており、コルチゾール合成の過程でも補酵素として重要な働きをします。特に**パントテン酸(ビタミンB5)**は「抗ストレスビタミン」とも呼ばれ、副腎の働きをサポートします。

・多く含む食品:

   ・ビタミンB5: レバー、鶏肉、アボカド、きのこ類、卵など

   ・ビタミンB6: マグロ、カツオ、鶏むね肉、バナナ、にんにくなど

   ・その他B群: 全粒穀物、豆類、緑黄色野菜、ナッツ類など

 

3. マグネシウム

マグネシウムは300種類以上の酵素反応に関わるミネラルで、ストレス反応の緩和や神経機能の安定に寄与します。コルチゾールの合成にも間接的に関わると考えられています。

・多く含む食品: ほうれん草、ナッツ類(アーモンド、カシューナッツ)、豆類、海藻類など

 

4. 亜鉛

亜鉛は免疫機能や細胞の成長に関わる重要なミネラルですが、ホルモン合成や副腎の健康維持にも不可欠です。

・多く含む食品: 牡蠣、牛肉、豚肉、卵黄、ナッツ類など

 

5. コレステロール

意外に思われるかもしれませんが、コルチゾールはコレステロールを材料として合成されます。質の良い脂質を適量摂ることは、ホルモンバランスを整える上で非常に重要です。

・多く含む食品: 卵、魚介類、良質な肉類など

 

6. タンパク質(アミノ酸)

コルチゾール合成に限らず、体のあらゆる細胞やホルモンの材料となるのがタンパク質です。必須アミノ酸をバランス良く摂ることが大切です。

・多く含む食品: 肉、魚、卵、豆類、乳製品など

 

 

 

 

今日からできること:食生活を見直そう

 

これらの栄養素を意識して毎日の食事に取り入れることが、副腎の健康をサポートし、コルチゾールを適切に合成するための第一歩です。

 

・バランスの取れた食事: 特定の栄養素だけを摂るのではなく、様々な食材からバランス良く栄養素を摂ることを心がけましょう。

・加工食品を減らす: 栄養価の低い加工食品は避け、できるだけ自然な食材を選びましょう。

・ストレス時の意識: ストレスを感じやすい時期は、特に意識してこれらの栄養素を補給するようにしましょう。

 

副腎疲労の症状を和らげるためには、食生活の見直しに加え、十分な休養やストレス軽減も重要です。

 

あなたの体が本来持っている力を取り戻すために、まずは「食べるもの」から見直してみませんか?

お気軽にご予約・お問合せください

お電話でのご予約・お問合せはこちら

『鍼灸師かわなみこうき』のホームページを
見たとお伝えください。
 
03-6273-2209
受付時間
11:00~20:30
診療日
月曜日、火曜日、水曜日
木曜日、金曜日、土曜日

著書・執筆記事

著書

祝!Amazonランキング1位獲得

Amazonの「伝統医学・東洋医学」部門で売れ筋ランキング1を獲得いたしました!

お気軽にご予約・お問合せください

お電話でのご予約・お問合せ
『鍼灸師かわなみこうき』の
ホームページを
見たとお伝えください。

03-6273-2209

フォームでのご予約・お問合せ・相談予約は24時間受け付けております。お気軽にご連絡ください。

新着情報

2025年5月22日

「なんだか疲れた」を、「よし、動ける!」に変える鍵、知っていますか?~BCAAのチカラ~

2025年5月19日

ストレスが招く体調不良!炎症と栄養泥棒の正体

2025年5月16日

もう「だるい」「やる気が出ない」とは言わせない!専門家が教える五月病からのスピード回復法

2025年5月13日

疲れたあなたに!りんご酢の元気チャージ

2025年5月6日

心と体は深く繋がっていた!東洋医学から紐解く感情と臓器の不思議な関係

鍼灸師 かわなみこうき
(新宿漢方クリニック)

住所

〒160-0022 
東京都新宿区新宿1-29-8
公衛ビル3階

アクセス

新宿御苑前駅から徒歩5分
コインパーキング有

受付時間

11:00~20:30

診療日

月曜日、火曜日、水曜日
木曜日、金曜日、土曜日