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「暑い夏には、ついついキンキンに冷えたビールやアイス、かき氷に手が伸びちゃう!」

そう思ったあなた、もしかしたら夏バテの落とし穴にはまっているかもしれません。

 

「え、冷たいものって、夏バテに良いんじゃないの?」

そうですよね。多くの人はそう思っています。

でも、実はその冷たいものが、あなたの夏バテを加速させている可能性があるんです。

 

今回は、冷たいものが体に与える意外な影響と、夏バテを乗り切るための効果的な方法を、分かりやすくお伝えします。

 

なぜ冷たいものが夏バテを引き起こすのか? 体の「冷え」が招く不調のメカニズム

 

暑い日に冷たいものを摂ると、一時的に「涼しい!」と感じますよね。

しかし、あなたの体の中では、こんなことが起こっているんです。

 

1. 胃腸の機能が低下する

私たちの体には、食べ物を消化・吸収するために、常に適切な温度を保つ機能が備わっています。特に胃腸は、食べ物を分解するための酵素が働く場所であり、その活動には温かい環境が不可欠です。

冷たい飲食物が大量に胃腸に入ってくると、どうなるでしょう?

胃腸の温度が急激に下がり、その結果、消化酵素の働きが鈍くなってしまいます。

想像してみてください。冷え切った厨房では、料理もはかどりませんよね?

これにより、食べ物の消化が不十分になり、栄養がうまく吸収されなくなります。

せっかく食事をしても、体に必要なエネルギーや栄養素が届かないため、だるさや疲労感を感じやすくなるのです。

これが、夏バテの症状として現れる「食欲不振」や「倦怠感」につながる大きな要因の一つです。

 

2. 自律神経のバランスが乱れる

私たちの体には、意識しなくても心臓を動かしたり、体温を調節したりしてくれる「自律神経」というシステムがあります。自律神経は、体を活動させる「交感神経」と、体を休ませる「副交感神経」の2つがバランスを取りながら働いています。

冷たいものを急激に摂りすぎると、体は急な温度変化に対応しようと、この自律神経を活発に働かせます。特に、冷えに対応するために血管を収縮させたり、体温を上げようとしたりする働きが強まります。

しかし、このような急激な刺激が繰り返されると、自律神経のバランスが崩れてしまうことがあります。自律神経のバランスが乱れると、体温調節がうまくいかなくなったり、睡眠の質が低下したり、さらには精神的な不安定さにつながることもあります。結果として、夏バテ特有の「体がだるいのに眠れない」「イライラする」といった症状が出てしまうのです。

 

 

 

夏バテ知らずの体を作る! 今すぐできる効果的な対策

 

冷たいものの摂りすぎが夏バテにつながるメカニズムが分かったところで、ではどうすれば夏バテを防げるのでしょうか?

 

1. 温かいものを取り入れる「インナーウォーミング」

「でも、暑いのに温かいものなんて飲めない!」そう思いますよね。もちろん、熱いお茶をがぶ飲みする必要はありません。ポイントは、体を内側から冷やしすぎないことです。

 ・常温〜ぬるめの飲み物をチョイス: 冷蔵庫から出したばかりの飲み物ではなく、少し時間を置いたり、氷を入れないようにしたりするだけでも効果があります。温かいお茶や白湯を飲む習慣をつけるのもおすすめです。

 ・温かい汁物やスープを食事に取り入れる: 冷たい麺類ばかりではなく、味噌汁や野菜スープなどを一品加えることで、体を内側から温め、胃腸の働きを助けてくれます。

 

2. バランスの取れた食事で栄養補給

夏バテで食欲がないときでも、意識的に栄養を摂ることが大切です。

 ・消化の良いものを中心に: 脂っこいものや香辛料の強いものは避け、消化の良い鶏むね肉や魚、卵、豆腐などを積極的に摂りましょう。

 ・ビタミン・ミネラルを豊富に: 夏野菜(キュウリ、ナス、トマトなど)は、水分だけでなく、体に必要なビタミンやミネラルも豊富に含んでいます。果物(スイカ、メロンなど)も水分補給と栄養補給に役立ちます。

 ・タンパク質をしっかりと: 体を作る基本となるタンパク質は、疲労回復にも欠かせません。肉、魚、卵、大豆製品などを毎食に取り入れましょう。 

 

3. 質の良い睡眠と適度な運動

 ・寝具やエアコンの工夫: 寝苦しい夜は、エアコンを適切に使用したり、接触冷感素材の寝具を使ったりして、快適な睡眠環境を整えましょう。ただし、エアコンの風が直接当たらないように注意し、室温も冷えすぎないように(26〜28℃目安)設定しましょう。

 ・湯船に浸かる: 暑い日でも、ぬるめのお湯にゆっくり浸かることで、体の血行が良くなり、リラックス効果で睡眠の質も向上します。

 ・無理のない範囲での運動: ウォーキングや軽いストレッチなど、無理のない範囲で体を動かし、汗をかく習慣をつけることで、体温調節機能が高まります。

 

 

 

夏バテの強い味方! 鍼灸で根本から体質改善

 

ここまで、夏バテの原因となる「体の冷え」や「自律神経の乱れ」についてお話ししてきました。

これらの不調に、実は鍼灸が非常に効果的なのをご存知でしょうか?

 

鍼灸は、全身に点在する「ツボ」と呼ばれる特定の部位に、細い鍼を刺したり、お灸で温めたりする東洋医学の治療法です。

 

鍼灸が夏バテに効く3つの理由

 1.自律神経のバランスを整える: 鍼灸は、乱れた自律神経に直接働きかけ、交感神経と副交感神経のバランスを整える作用があります。これにより、体温調節機能が向上し、睡眠の質が高まり、精神的な安定にもつながります。まさに、冷たいものによる自律神経の乱れをリセットするのにうってつけです。

 

 2.胃腸の働きを活性化させる: 胃腸に関わるツボを刺激することで、血行が促進され、消化酵素の働きが活発になります。冷たいものの摂りすぎで弱ってしまった胃腸の機能を回復させ、栄養の吸収を助けることで、体全体のエネルギー不足を解消へと導きます。

 

 3.全身の血行を促進し、体の冷えを改善: 鍼やお灸による温熱刺激は、滞りがちな血流を改善し、体の深部から温める効果があります。冷たいものばかりで冷え切った体をじんわりと温め、冷えにくい体質へと導きます。

 

「鍼って痛そう…」「お灸って熱いの?」と感じる方もいるかもしれませんが、鍼は髪の毛ほどの細さで、ほとんど痛みを感じません。お灸も心地よい温かさで、リラックス効果も期待できます。

 

鍼灸は、単に症状を抑えるだけでなく、あなたの体が本来持っている自然治癒力を高め、根本から体質を改善することを目指します。

 

今年の夏こそ、冷たいものに頼りきりだった習慣を見直し、鍼灸で体の内側から整えるケアを始めてみませんか?

 

きっと、これまでとは違う、健康的で快適な夏を過ごせるはずです。

 

 

 

あなたの夏バテ、もしかしたら「冷え」が原因かも?

 

冷たいものばかりを口にすることが、私たちの体にどれほどの負担をかけているか、ご理解いただけたでしょうか? 

 

暑いからといって、無意識に体を冷やし続けていると、胃腸の機能低下や自律神経の乱れから、夏バテの症状が悪化してしまう可能性があります。

 

今年の夏は、少しだけ意識を変えて、冷たいものの摂りすぎに注意し、内側から体をケアする「インナーウォーミング」を試してみませんか? 

 

そして、もし夏バテの症状が気になるようなら、ぜひ一度、鍼灸院の扉を叩いてみてください。

あなたの体が本来の調子を取り戻すきっかけになるかもしれません

 

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