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「プロテイン」と聞くと、あなたはどんなイメージを抱きますか? 

筋肉増強、ダイエット、健康的な体づくり……。

 

おそらく、ポジティブな言葉が並ぶでしょう。

しかし、その「プロテイン」が、実はあなたの体の不調の原因になっているとしたらどうでしょう?

 

「プロテインの闇」という言葉を初めて耳にする方もいるかもしれません。

でも、ご安心ください。

この記事を読み終える頃には、プロテインとの賢い付き合い方がわかり、あなたの不調を減らすことができるようになるはずです。

あれ? その不調、もしかしてプロテインのせい?

 

健康意識の高いあなたなら、日頃からプロテインを摂取しているかもしれません。

でも、こんな経験はありませんか?

 

・プロテインを飲むと、お腹がゴロゴロする、張る

・下痢や便秘になりやすい

・肌荒れが気になる

 ・なんとなく体がだるい、むくむ

 

もしかしたら、それはプロテインに含まれる乳製品が原因かもしれません。

特に、市販されている多くのプロテインパウダーは、牛乳由来の「ホエイプロテイン」や「カゼインプロテイン」が主成分です。

 

 

 

なぜ乳製品が体に不調をもたらすのか?

 

私たちの体は、食べたものを消化・吸収するためにさまざまな酵素を使います。

乳製品に含まれる乳糖(ラクトース)という糖を分解するには、「ラクターゼ」という酵素が必要です。

 

ところが、アジア人の多くは、このラクターゼの活性が低い、または加齢とともに低下する傾向があります。これを乳糖不耐症」と呼びます。

 

 

 

乳糖不耐症の人が乳糖を摂取するとどうなるか? 

分解されなかった乳糖は、そのまま小腸から大腸へと運ばれます。

大腸に到達した乳糖は、腸内細菌のエサとなり、発酵が起こります。

この発酵の過程でガスが発生し、お腹の張りやゴロゴロ感、さらには腹痛や下痢を引き起こすのです。

 

 

 

 

あなたの腸内環境と乳製品の関係

 

私たちの腸の中には、数えきれないほどの細菌が生息し、複雑な生態系を築いています。

これを「腸内フローラ」と呼びます。

腸内フローラのバランスは、体のあらゆる機能に影響を与え、免疫力、精神状態、そして肌の状態まで左右すると言われています。

 

乳糖不耐症で乳糖がうまく分解されないと、腸内フローラのバランスが乱れる可能性があります。

悪玉菌が増えやすくなり、腸の炎症を引き起こしたり、有害物質が体内に吸収されやすくなったりすることも。

これが、肌荒れや慢性的な疲労感、だるさといった不調につながることがあるのです。

 

 

 

 

プロテインによる不調を抑える効果的な方法

 

では、乳製品が原因の不調を避けるためにはどうすれば良いのでしょうか? 

プロテインを諦める必要はありません。

いくつかの簡単な工夫で、快適にプロテインを摂取できるようになります。

 

1. 「乳糖フリー」または「ソイプロテイン」を選ぶ

最も手っ取り早いのは、乳糖が含まれていないプロテインを選ぶことです。

・WPI(ホエイプロテインアイソレート): ホエイプロテインの一種ですが、製造過程で乳糖がほとんど除去されています。乳糖不耐症の人でも比較的安心して摂取できます。

・ソイプロテイン(大豆由来): 植物性プロテインなので、乳糖は一切含まれていません。乳製品アレルギーの人にもおすすめです。

・ライスプロテイン、ピープロテイン(えんどう豆由来)など: これらも植物性プロテインで、乳製品による不調の心配はありません。

 

2. 飲む量やタイミングを調整する

一度に大量のプロテインを摂取すると、消化器官に負担がかかりやすくなります。少量をこまめに摂取したり、食事と一緒に摂るなど、自分に合った量やタイミングを見つけましょう。

 

3. プロバイオティクスを試す

腸内環境を整える「プロバイオティクス」(乳酸菌やビフィズス菌など)を摂取するのも有効です。ヨーグルトや発酵食品から摂るほか、サプリメントとして補給することもできます。腸内フローラのバランスが整うことで、乳糖不耐症の症状が和らぐことがあります。

 

4. 調理法を工夫する

プロテインパウダーを水や牛乳で割るだけでなく、スムージーに入れたり、オートミールに混ぜたりと、他の食材と一緒に摂取することで、消化の負担を減らせる場合があります。

 

 

 

 

最後に

 

プロテインは、使い方次第であなたの健康的な生活を強力にサポートしてくれるツールです。

しかし、その「闇」の部分を知らずに摂取し続けると、知らず知らずのうちに体の不調を招いてしまうこともあります。

 

この記事を通して、プロテインと乳製品の関係、そしてそれが体にどのような影響を与える可能性があるのかを理解していただけたでしょうか? 

もしあなたがプロテインを飲んでいて何らかの不調を感じているなら、ぜひ今回ご紹介した方法を試してみてください。

 

あなたの体が、より快適に、より健康になることを願っています。

ご自身の体としっかり向き合い、プロテインを上手に活用して、理想の健康を手に入れていきましょう。

 

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