
連日の猛暑で、体がだるい、食欲がない、
「夏バテに鍼灸?」と初めて聞いた方もいるかもしれませんが、
なぜ夏バテになるの?
夏バテは、主に以下の3つの問題によって引き起こされます。
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自律神経の乱れ:
暑い屋外とエアコンの効いた室内を行き来することで、 体温調節を担う自律神経がバランスを崩します。その結果、 食欲不振や胃もたれ、 便秘や下痢といった消化器系の不調が現れます。
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消化器系の機能低下:
冷たい飲食物の摂りすぎは、胃腸を冷やし、消化吸収の働きを悪くします。 これにより栄養が全身に行き渡らず、 だるさや疲労感につながります。
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睡眠の質の低下:
熱帯夜が続くと、寝苦しさから深い眠りにつけず、疲労が回復しにくくなります。
鍼灸が夏バテに効くメカニズム
鍼灸は、自律神経の働きを整えることに優れています。
また、鍼灸には血流を改善する効果も期待できます。
さらに、鍼灸には心地よいリラックス効果があります。
夏バテを乗り切る3つの方法
鍼灸とセルフケアを組み合わせることで、
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首・手首・足首を冷やしすぎない:
太い血管が通るこれら3つの「首」を冷やしすぎると、全身の血行が悪くなり、 自律神経の乱れにつながります。 エアコンの風が直接当たらないよう注意しましょう。
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軽い運動で血行を促す:
朝晩の涼しい時間帯にウォーキングやストレッチなど、 軽い運動を取り入れるのがおすすめです。適度な運動は、 自律神経を整え、睡眠の質を高めます。
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鍼灸のプロに相談してみる:
セルフケアだけでは症状が改善しない場合は、 鍼灸院を訪れてみましょう。 鍼灸師が体の状態や体質に合わせた最適な施術で、 不調の改善をサポートします。
夏バテに効くツボとそのマッサージ方法
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足三里(あしさんり):胃腸の働きを整え、食欲不振や胃もたれに効果的です。
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場所:膝の皿の外側の下にあるくぼみから、指4本分下がったところにあります。
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方法:親指や人差し指、中指の腹で、心地よいと感じる強さで垂直に押します。円を描くように揉みほぐすのも良いでしょう。
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合谷(ごうこく):自律神経を整える万能のツボで、頭痛や精神的なストレスの緩和にも役立ちます。
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場所:手の甲で、親指と人差し指の骨が交わる付け根のくぼみにあります。
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方法:反対側の親指で、骨に向かって少し強めに押します。
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内関(ないかん):吐き気や不眠、イライラに効果があるとされるツボです。
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場所:手首の内側にある横じわから、指3本分肘に向かって上がったところにあります。
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方法:親指でゆっくりと押したり、揉みほぐしたりします。
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セルフケアだけでは症状が改善しない場合は、鍼灸院を訪れてみましょう。鍼灸師が体の状態や体質に合わせた最適な施術で、不調の改善をサポートします。
今年の夏は、鍼灸の力を借りて、
体の不調を諦めず、