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「朝から体が重い…」
「薬を飲んでいるのに疲れやすい…」
「日によって体調が安定しない…」

 

こんな悩みを感じていませんか?

もし思い当たるなら、それはあなたの体が出している “共通のSOSサイン” かもしれません。

 

自己免疫疾患といっても、関節リウマチや橋本病、膠原病など種類はさまざま。症状も違って見えるため「自分だけ特別な不調なのでは?」と思いがちです。ですが実は、多くの患者さんに 共通する特徴 がいくつもあるのです。

その中でも特に重要なのが、この3つ

  • 腸内環境の乱れ(リーキーガット)
  • 慢性的に消えない炎症
  • 隠れ栄養不足

 

この記事では、それぞれの特徴と事例、そして今日からできるセルフケアについて解説します。

 

 

【サイン1:腸内環境の乱れとリーキーガット】

 

自己免疫疾患の方がよく口にするのが「お腹の不調」です。

  • 下痢や便秘を繰り返す
  • 食後にお腹が張る
  • 慢性的にお腹が弱い

 

腸は「第二の脳」とも呼ばれ、免疫細胞の約70%が集まる重要な場所。つまり腸が乱れると、免疫の働きそのものが乱れてしまいます。

 

特に注目されているのが リーキーガット(腸漏れ)。腸の粘膜が弱まり、本来は通さないはずの未消化物や毒素が血液に漏れ出す状態です。免疫はそれを「異物」とみなし、過剰に反応。結果として、自

分自身の体まで攻撃することにつながるのです。

 

 事例
40代女性。膠原病と診断され、薬で炎症は抑えられていたが、下痢や肌荒れが悪化。小麦や乳製品を控え、腸を休める食事に切り替え、腸内環境を整えるサプリを併用したところ、消化器症状が改善し、肌の赤みも落ち着いてきた。

 

ポイントは「腸をいたわる生活」。食べ物の選び方や腸の状態は、免疫の働きに直結しているのです。

 

 

【サイン2:慢性的に消えない炎症】

 

自己免疫疾患のもう一つの大きな特徴が「炎症が続くこと」。

  • 朝起きると関節がこわばる
  • 肌荒れや湿疹が繰り返し出る
  • 検査でCRPなどの炎症反応がいつも少し高い

 

炎症は本来、体を守るための仕組みです。ケガをしたときに赤く腫れるのも「炎症」による防御反応。ところが、この反応がいつまでも続いてしまうと、防御どころか自分の組織を攻撃し続けてしまうのです。

 

 事例
50代男性。リウマチ治療中。薬で炎症を抑えられていたが、朝の手指のこわばりと倦怠感が残っていた。生活習慣を見直し、夜更かしをやめ、青魚やオリーブオイルなど抗炎症作用のある食品を意識して摂取。数週間後には「朝の動き出しが楽になった」と実感できるようになった。

 

炎症は「体の火事」。小さな火を放置すると燃え広がるように、慢性炎症を放っておくと体全体に負担が広がります。

 

 

【サイン3:隠れ栄養不足】

 

「食事はしっかり取っているのに、なぜか疲れやすい」
「風邪をひきやすい」
「髪や爪が弱くなった」

 

これらは隠れ栄養不足のサインかもしれません。

炎症やリーキーガットによって栄養がうまく吸収されず、また炎症反応に栄養が大量に使われてしまうため、体の中は常に“栄養赤字”の状態になっていることがあります。

 

不足しやすいのは特にこの4つ

  • タンパク質(筋肉や免疫の材料)
  • (酸素を運ぶ)
  • 亜鉛(修復と免疫調整)
  • ビタミンD(免疫バランスに必須)

 

 事例
30代女性。橋本病と診断され、「とにかく疲れる」が主訴。検査でフェリチン(貯蔵鉄)と亜鉛が不足していた。肉・魚・卵を意識的に増やし、必要に応じてサプリを追加したところ、「夕方まで動ける日が増えた」と変化を実感。

 

食べているつもりでも、体の中は栄養不足。これは自己免疫疾患の人に共通する落とし穴です。

 

 

【今日からできるセルフケア】

自己免疫疾患は、ある日突然ではなく、体が小さなサインを出し続けている状態です。

「今日は調子が悪いけど、きっと疲れのせい」
「年齢のせいかな」

 

そうやって片づけてしまう前に、できることから始めてみましょう。

 

具体的なセルフケアの例

  • 小麦・乳製品・砂糖を控えて腸を休める
  • 発酵食品や食物繊維で腸内環境を整える
  • 毎食にタンパク質をプラス(卵・魚・豆・肉など)
  • 抗炎症作用のある食品(青魚・オリーブオイル・緑黄色野菜)を取り入れる
  • 睡眠の質を高めて炎症を回復させる(寝る前スマホをやめる、深呼吸など)
  • 定期的に血液検査を受けて不足栄養素をチェックする

 

小さな工夫の積み重ねが、炎症の改善や栄養不足の解消につながります。

 

 

「体の声」に耳を傾けることが第一歩

 

自己免疫疾患に共通するのは、体がSOSを出しているのに無理をしてしまうこと。

「ただの疲れ」
「年齢のせい」

と我慢してしまう前に、そのサインに耳を傾けましょう。

 

リーキーガットや慢性炎症、隠れ栄養不足という“共通項”を知ることは、体質改善の第一歩です。知識を持つだけで「何から変えればいいのか」が見えてきます。

 

 

まとめ

  • 疲れが抜けないのは、体のSOSかもしれない
  • 自己免疫疾患には「腸の乱れ・炎症・栄養不足」という共通点がある
  • セルフケアの工夫で、日常はもっと楽になる

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