「病院で検査を受けたけれど、
特に異常はないと言われました」
これは、私のクリニックに来られる
40代後半〜50代の女性から、とてもよく聞く言葉です。
検査結果を聞いたとき、
少しホッとした気持ちになる一方で、
「じゃあ、このつらさは何なんだろう」
「気のせいなのかな」
そんな疑問や不安が、
心に残ったままになっていませんか?
検査で「異常がない」という意味
血液検査や画像検査は、
命に関わる病気や、
今すぐ治療が必要な状態がないかを確認するための
とても大切なものです。
「異常がない」という結果は、
“問題がない”という意味ではないことがほとんどです。
それは、
「今すぐ治療が必要な病気は見つかっていません」
という意味です。
数値が正常でも、つらさは起こります
更年期の時期には、
・疲れが抜けにくい
・眠りが浅く、夜中に目が覚める
・動悸や不安感が出やすい
・胃腸の調子が安定しない
・気分の波が大きくなる
こうした不調が、
検査の数値が基準内でも起こります。
実際、私のクリニックに来られる方の多くも、
検査では「問題なし」と言われています。
体は「異常になる前」にサインを出します
体は、ある日突然壊れることはあまりありません。
・回復に時間がかかる
・無理をすると後に残る
・以前と同じ生活がつらくなる
こうした小さな変化を通して、
「今までと同じやり方では、少し負担が大きいですよ」
と教えてくれています。
更年期は、
そうしたサインが表に出やすくなる時期です。
「気のせい」ではありません
検査で異常がないと言われると、
「私が弱いのかな」
「気にしすぎなのかな」
と、自分を責めてしまう方も少なくありません。
でも、体がつらいと感じていること自体が、
すでに大切なサインです。
それは、
気のせいでも、甘えでもありません。
私のクリニックで大切にしている視点
当院では、
「正常か・異常か」だけで体を判断することはしません。
・今、体のどこに負担がかかっているのか
・なぜ回復しにくくなっているのか
・どこから整えると、体が楽になりやすいのか
こうした点を、
体全体を見ながら一緒に整理していきます。
診断をする場所ではなく、
体の状態を理解し、これからの整え方を考える場所
でありたいと考えています。
「検査は正常。でもつらい」は、相談していい状態です
「病院に行くほどではない気がする」
「でも、このまま放っておくのも不安」
そんな段階の方が、
実は一番多く来られています。
そして多くの方が、
「もっと早く相談すればよかった」
とおっしゃいます。
検査は正常。
でも、体はつらい。
その間にある状態に目を向けることで、
体は少しずつ変わり始めます。
もし今、
理由の分からない不調を抱えているなら、
一人で抱え込まず、どうぞご相談ください。